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IASB、特約条項付の負債の分類に関するIAS第1号の修正を公表する

iGAAP in Focus 2022.11.02

2022年10月に国際会計基準審議会(IASB)によって公表された「特約条項付の非流動負債」というタイトルのIAS第1号 「財務諸表の表示」の修正(2022年修正)について解説するものである。

本iGAAP in Focusは、2022年10月に国際会計基準審議会(IASB)によって公表された「特約条項付の非流動負債」というタイトルのIAS第1号 「財務諸表の表示」の修正(2022年修正)について解説するものである。

  • IASBは、企業が報告期間以前に遵守しなければならない特約条項のみが、対応する負債の流動または非流動への分類に影響を与えるべきであることを規定するよう、IAS第1号を修正する。
  • 企業は、特約条項付の非流動負債が12か月以内に支払いを要することとなるリスクを財務諸表の利用者が理解することを可能にする情報を開示することが要求される。
  • 本修正は、(IAS第8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」を適用して)遡及的に適用し、2024年1月1日以後開始する事業年度に発効する。早期適用は認められる。
  • 本修正は、2020年1月に公表された「負債の流動または非流動への分類」というタイトルのIAS第1号の修正(2020年修正)の発効日を、2024年1月1日以後開始する事業年度に1年延期する。

IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳版を公表した。
 

『iGAAP in Focus-財務報告-IASB、特約条項付の負債の分類に関するIAS第1号の修正を公表するI』


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