オペレーショナルファイナンス

オペレーショナルファイナンスとは

オペレーショナルファイナンスは、経理・財務トランザクションに関するプロセスのOrder to Cash（販売活動から入金/債権管理）、 Procure to Pay (購買活動から支払/債務管理)、Close,Consolidate,Report(決算、連結、報告）の3領域における変革サービスを提供します。

(1) Order to Cash：販売活動から入金/債権管理

販売から入金までOrder to Cashの業務プロセスにおいて、企業間における電子取引の浸透や、サブスクリプションといった新たな事業形態への対応等、ワークスタイル変革を推進する取り組みが進んでいます。こうした取り組みの中でのガバナンス強化と管理高度化を実現する進化等、専門知見による課題解決を支援します。
 

(2) Procure to Pay ：購買活動から支払/債務管理

購買から支払までProcure to Payの業務プロセスにおいて、請求書・経費精算処理に係る電子帳簿保存法等の規制緩和・デジタルツール活用により、
ペーパレス化・リモートワークに注目が集まっています。働く時間・場所にとらわれず且つ生産性の高い業務・人手が介在しない効率化された業務プロセスの実現に向けた取組みを支援いたします。
 

(3) Close,Consolidate,Report(決算、連結、報告） ：単体～連結決算から報告・開示

Close,Consolidate,Reportは、財務諸表を定期的に作成し、内外に報告するプロセスです。これらの報告には、損益計算書 、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書のほか、関連する開示が含まれます。
これまでの決算報告プロセスの変革は決算早期化、M&Aへの対応、GAAP変更対応などを中心としながら、近年ではERP刷新を契機としたFit to Standardに基づく標準化、決算管理システムを活用した改革に向けた取り組みを支援いたします。
 

経理・財務領域におけるデジタリゼーションの効果

経理・財務業務のデジタルソリューションを活用した生産性向上により業務の高度化・自動化、デジタリゼーションの実現が可能になります。
 

(1) リモート環境での業務完結・効率化

働く時間・場所にとらわれず業務を遂行するため、社内の各種申請・承認プロセス、企業間における契約・請求をデジタル化することにより、リモート環境での業務遂行環境構築を支援します。
 

(2)  ペーパレスによるコスト削減

昨今多くの企業にて紙証憑中心の業務（Analog to Analog）から一部電子化された業務（Analog to Digital）へ改善活動に取り組まれている状況です。
DTCでは部分的な電子化に留まらず、次世代経費業務/ワークスタイルに向け、すべての業務を電子化（Digital to Digital）し、最適な業務の構築を支援します。
 

(3) 高付加価値業務へのシフト

最新のテクノロジー・IT技術の発達により、フロント/バックオフィスのオペレーション最適化を実現し、付加価値を生まない定型業務の極小化を目指します。
定型業務の極小化によって生み出された余剰時間を付加価値の高い業務へ投入し、競争力向上を図る体制作りを支援します。

オペレーショナル・エクセレンスの実現に向けて

最新テクノロジー・デジタル技術の活用を通じて、経理・財務領域の業務変革・運用構築を支援し、オペレーショナルエクセレンスの実現を支援します。

Order to Cash(販売活動から入金/債権管理) 主なサービス内容

• 販売管理高度化支援（業務プロセス改善・BPR）
• 電子署名法対応・電子契約システムの導入支援
• O2C業務のデジタル化構想・導入支援
• 入金消込・滞留債権・売掛管理の最適化　等

Procure to Pay (購買活動から支払/債務管理) 主なサービス内容

• 購買/請求/支払管理の高度化（業務プロセス改善・BPR）
• 購買/経費精算システムの導入支援
• P2P業務のデジタル化構想・導入支援
• 電子帳簿保存法の対応支援
• コスト削減施策検討支援　等

Close,Consolidate,Report(決算、連結、報告）主要なサービス

• 決算早期化支援
• IFRS対応におけるプロセス変革
• M&Aなどの決算対応支援
• 決算業務の標準化・最適配置の検討支援
• 決算管理システム（Financial Close Solution)の導入
• 連結決算、グループ間取引の品質向上