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財務リストラクチャリング支援
事業面での再生の道筋を描けたとしても、見込める将来損益やキャッシュフローの水準対比抱えている債務が過剰である場合や、抜本的な事業再構築の取組みを行うための一時コストにより純資産が大幅に毀損するような場合等においては、事業リストラクチャリングの取組みと同時に、財務状況を抜本的に改善させる手立てを講じる必要があり、それが財務リストラクチャリングの取組みとなります。
また、最近では、コロナウィルスの影響により急激に業績、純資産、資金状況が悪化し、種類株等のメザニンで資本調達するようなケースも増えていますが、そういった取組みも財務リストラクチャリングの範疇に入ります。
デロイトは、事業計画作成、財務リストラクチャリングスキームの検討、利害関係者交渉、資本調達等の財務リストラクチャリングに必要な一連の取組みを、シームレスな体制で包括的に支援します。
財務リストラクチャリング支援の概要
1.事業計画作成支援
財務リストラクチャリングを実現するにあたり、まずは事業計画作成が起点となります。デロイト トーマツは、事業・財務面の実態把握(デューデリジェンス)、それに基づく事業計画作成の支援をします。
2.財務リストラクチャリングスキームの検討支援
事業計画における将来損益やキャッシュフローの水準、純資産の状況等をふまえ、必要な財務リストラクチャリングの検討を支援します。債務免除や債務免除と増資を兼ね備えたDES等の金融支援、会社分割や事業譲渡等の組織再編、私的整理・法的整理等、各事案に応じて必要な手法を適宜に選択、組み合わせて、スキームを練り上げます。また、財務リストラクチャリング案も含めた計画案の成立までに短期的な資金が必要なケースにおけるDIPファイナンス調達等の支援もします。
3.利害関係者交渉支援
金融支援が債務免除等平常以上の支援内容を含む場合、金融機関からの同意取得はかなりの重いプロセスとなります。また、従業員、主要取引先、地域社会、マスメディアに対しても、適時適切な説明を、各説明の整合性を確保するかたちで行う必要があります。デロイトは、こういった利害関係者との交渉や利害関係者への説明に関する基本方針の検討、基本方針に基づく具体的説明案・想定問答の検討、実際の説明、Q&A対応等の一連のプロセスを包括的に支援します。
4.資本調達支援
財務リストラクチャリングにおいては、往々にしてスポンサー導入による資本調達が必要となり、金融支援や既存株主負担を伴う場合は厳密な選定プロセスが利害関係者より要求されます。デロイト トーマツはそういった財務リストラクチャリング案件固有のM&Aにおける要充足事項もふまえながら、スポンサー候補のリストアップ・アプローチ、スポンサーによるDD対応、スポンサーとの条件交渉、金融機関をはじめとする利害関係者からの同意取得、開示対応、クロージング手続き等の一連のプロセスを包括的に支援します。
デロイトの財務リストラクチャリングサービスの特徴
1.豊富な経験による高いシナリオ構築力
事業再生の局面では、最終的にどういう形で再生が果たされるか予想がつかないことも多く、それだけにいくつかの再生シナリオプランを持って臨む必要があります。デロイト トーマツでは過去の豊富な実績・経験に基づきあらゆる事態を想定したシナリオ計画の立案および実行支援が可能です。
2.入口から出口までのシームレスな支援体制
デロイトの再生チームには、金融機関出身者や公認会計士・中小企業診断士・戦略コンサルタントなど多様な経験・背景を持った専門家が多数在籍しており、現状の実態把握から経営課題に対する解決策の提案、それを再生計画に落とし込み、金融機関と密なコミュニケーションをとりつつ、再生計画の同意取得まで、同一体制で一貫して支援することが可能です。
3.デロイト トーマツ グループのケイパビリティ・ネットワーク
デロイトのグローバルなネットワークを活用したスポンサー招聘、法務・税務面の助言など、デロイトのケイパビリティを最大限活用した支援が可能です。