デロイト トーマツ GTB株式会社　通関業許可を取得

デロイト トーマツ グループ（東京都千代田区、グループCEO：木村研一）において、貿易・国際物流に関するアドバイザリーサービスの窓口を一元化し、強化していくことを目的に設立されたデロイト トーマツ GTB株式会社（英文表記：DT Global Trade Bureau Co., Ltd.　以下「デロイト トーマツ GTB」）は、2023年12月28日に通関業許可を取得したことを機に、業務範囲をさらに拡大することとしました。

デロイト トーマツ GTBは、昨年6月に事業を開始して以降、①法令・制度改正対応、②手続・業務プロセスの改善への対応、③国際物流の諸問題への対応、並びに④貿易関連ITサービスを個別又は複合的に提供しています。今般の通関業許可取得により、これらのデロイト トーマツ グループの貿易・国際物流に関するアドバイザリーサービスの窓口一元化に加え、貿易関連サービスのカバー範囲を拡大して提供します。

具体的には、まず、従来から税理士法人と連携して進めてきた、関税評価プランニングやFTA活用支援、税関事後調査支援、輸出管理体制構築・内部監査支援といったアドバイザリーサービスに、修正申告・評価申告書の提出・税関への説明などの税関手続関係業務を加えることで、関税・輸入消費税等に係るサポートを一気通貫（End to End）でサポートすることが可能となります。例えば税関事後調査において、同一の指摘事項に係る修正申告を全国税関に行う必要がある場合、デロイト トーマツでこれらの修正申告・税関への説明などを一手に引き受けるとともに、修正を踏まえた輸入消費税の仕入控除に係る処理まで、一気通貫でサービス提供します。

またこれに加えて、貿易業務のペーパーレス化・効率化、自社通関の実現、越境e-commerceの増加を受けた非居住者輸入に係る適正・迅速通関サポート（税関事務管理人サポート）など、新型コロナ禍を契機に拡大している手続・業務プロセスの改善への対応も行っていきます。

デロイト トーマツ グループは、デロイト トーマツ GTB株式会社を中心に、引き続きグループ各法人が連携し、これらの事項について、個社の実情に沿って、かつ、幅広く多角的な見地からの検討を通じて、企業の貿易・国際物流に係る課題を解決していきます。