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データ活用による企業変革を実現するデータマネジメント構想策定サービス

データ活用の足かせとなっている従来のサイロ型でIT組織に閉じたデータ管理から脱却し、データドリブン経営やデータ民主化を実現する

VUCAな時代において、データ活用は企業成長・変革のために欠かせないものとなっています。効果的なデータ活用に繋げるには、「事業部の巻き込み」「プラットフォームファースト」「アーキテクチャとガバナンスの手の内化」「全体目線を持ったアーキテクトの参画」といったアプローチを取り入れたデータマネジメントの確立が不可欠です。

データドリブン経営やデータ民主化の土台としての「データマネジメント」

変化が早く不確実性の高い経営環境において、データ活用はもはや企業の成長や変革に欠かせないものであり、経営/事業/業務といった企業の中の全てのレイヤーでのデータ活用の仕組みと能力を持つことが、企業の強さとスピードの実現につながる時代になってきています。しかし、多くの日本企業では業務、システム、体制が個別最適になっているために、全社横断的な視点でデータを捉えることができないといった課題を抱え、データ活用が限定的なものにとどまっているのが現実です。
データ活用の足かせとなっている、従来のサイロ型でIT組織に閉じたデータ管理から脱却し、データドリブン経営やデータ民主化を実現するための土台として、データマネジメントの整備がいま必要とされています。

 

データ活用による企業変革を実現するデータマネジメント構想作成サービス[PDF: 1.46MB]

データマネジメント推進に必要な取組

データ活用に向けては、データ基盤があれば全て解決とはなりません。データ活用の号令の下にデータレイクのようなデータの器だけを用意した結果、まったく活用が進まないという事例は枚挙にいとまがありません。ビジョンと戦略、アーキテクチャ、ガバナンスの3つの領域が合わさって初めてデータマネジメントが確立され、データ活用の実現へと繋げることが可能になります。

ビジョンと戦略

データにかかるビジョンと戦略を明確化にし、データドリブン経営とデータ民主化の考え方と文化を全社に浸透させる
 

アーキテクチャ

進化の速いテクノロジーを常に取り込み、データ連携と活用のためのデータアーキテクチャを構築し、継続的に進化させる

  • 各種SaaSやオンプレミスに散在するデータを、データ種別を問わず、タイムリーに、全社のデータ資産として活用できるようにするための「データ連携」の仕組み
  • 誰もが、必要な時に、必要なデータと分析ツールに簡単かつセキュアにアクセスできる「データ活用」の仕組み


ガバナンス

データカタログやマスタデータによって信頼できるデータを整備し、データ活用を推進するためのガバナンス(人材・体制・プロセス)を整備する

 

例えば、データ民主化に向けて事業部門に一定の自由度と裁量を持たせることを重視してデータファブリックアーキテクチャを採用する場合、データドメイン毎にデータレイクを持つアーキテクチャとなり、事業部門にその管理の一部を移譲することとなります。このように全社で目指すデータ活用の姿と、アーキテクチャ、ガバナンスの構想は切り離せない関係にあります。

データ活用の推進において、多くの企業が抱える課題

戦略とビジョン、アーキテクチャ、ガバナンスの検討を進めるにあたり、多くの企業がいくつもの壁に直面します。効果のあるデータ活用へと繋げられていない事例において共通的にみられる課題は、以下の4つに集約されます。

第一に、事業部側の理解を得た協業体制の構築がハードルとなります。特に戦略とビジョン、ガバナンスの検討においては、ITだけでなく事業部側の視点も取り込んで検討しない限り、実現可能な構想にはなりえません。

第二に、データ活用に係るビジネス要件は不確定要素が多いため、ビジネス要件の整理を待ってから仕組みの構築へと進むアプローチでは期待するスピード感が得られません。

第三に、ビジネスやテクノロジーの変化が速いデータ領域においては、検討・構築を外部のSIerに丸投げしていては、継続的に進化させていくことができなくなります。

第四に、ビジネス、アプリ、データ、インフラにまたがる幅広い知見をもち、全領域のアーキテクチャ整合を取って推進していくことの難しさがあります。データ活用基盤の整備だからといって、データ領域の技術知見のみがあればよい、ということではありません。

データマネジメント構想に必要とされるアプローチ上の工夫

前述のような多くの企業が抱える4つの課題を踏まえ、それぞれ「構想初期フェーズからの事業部の巻き込み」、「プラットフォームファースト」、 「アーキとガバナンスの手の内化」、「全体目線を持ったアーキテクトの参画」といったアプローチを取り入れることで、絵に描いた餅に留まらない実現性のあるデータ活用へと導くことが重要です。

デロイト トーマツのデータマネジメント戦略・構想策定サービス

デロイト トーマツでは、先のアプローチ上の工夫を取り入れながら、データマネジメントのビジョン・戦略策定から、実行に向けたロードマップ作成までの一連の検討を3つのステップと12個のタスクとして整理し、企業におけるデータ活用の戦略・構想策定を支援します。

① ビジョン戦略策定
 データマネジメントのニーズを収集し、ビジョン及び目的を明確化する

② アーキテクチャ・ガバナンス構想策定
 アーキテクチャ全体のTOBE像を策定し、データ管理方式と組織体制の側面から、アーキテクチャを維持するためのガバナンスを定義する

③ ロードマップ策定
 取組施策とその優先度を整理し、実行可能なロードマップへと落とし込む

 

プロフェッショナル

佐藤 岳彦/Takehiko Sato

佐藤 岳彦/Takehiko Sato

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員

外資コンサルティングファームを経て現職。官公庁、金融業、製造業を中心に幅広い業界での経験を有し、戦略策定から大規模ITプロジェクトのマネジメント等、テクノロジーコンサルタントとしてクライアントの変革を支援。 IT/DXアーキテクチャ、クラウド、セキュリティのエキスパート。 提供サービス ・Technology Strategy & Architecture ナレッジ ・デジタル戦略としての全社アー... さらに見る