Posted: 06 Dec. 2022 3 min. read

未来ワークショップ@東京外国語大学

「課題」をテクノロジーで解決することを思考する未来ワークショップを開催

2022年9月30日、東京外国語大学の学生に向けてメタバース空間を活用した未来ワークショップを開催いたしました。

日本は世界に比してテクノロジーキャリアを志向する学生の割合が低く、私たちはその中でも女子学生の興味の低さを課題と捉えています。これからの次世代を担う学生が、テクノロジーのある未来で自由に幅広く輝いていく一助になることを願って本ワークショップを開催しました。

本ワークショップは東京外国語大学の学生もアバター姿で画面に登場し、同じくアバター姿のデロイト トーマツの講師と自由に会話できる対話型形式で行いました。

冒頭ではビジョニングセッションを開催し、「何かひとつ、大学生活の中で変えられることがあったら何を変えたいか」というテーマのもと、学生の身近な生活における「あったらいいな」を見つけることから始めました。例えば「学業とアルバイトとを両立させたい」、「受講できる授業の制限をなくしたい」といった思いを実現するには、「時間」や「場所」という制約を取り除く必要がありますが、ここにテクノロジーを活用するとどういったアプローチが考えられるのか、講師とともに一緒に考えていきました。

 

ビジョニングセッションの後は「テクノロジー講座」で画像認識やAIなどの企業でのサービス事例の他、身の回りのテクノロジーについて講義を行い、複雑に思えるテクノロジーも見方を変えるとシンプルに捉えなおすことができることを知っていただき、学生の理解の幅が広がりました。

 

その後、学生によって選ばれたSDGsテーマ「(平和と公平をすべての人により)フェアトレードを実現する」でグループワークを開催。フェアトレードを実現していくためにどういったテクノロジー解決手段があるかディスカッションしました。例えば学生からは、フェアトレードにおける問題として、「商品価値が消費者に伝わっていないのではないか」という問題点が指摘され、AR技術やAI技術を利用し、生産者側のストーリーを消費者へ届けることで購買喚起するというアイデアが発表されました。

 

テクノロジーを使ったアイデアを想像することから始まった本ワークショップですが、議論を深めることでアイデアが実技術になり、更にはビジネスになることを知り、テクノロジーキャリアの選択肢が身近にあることを学生に感じていただけたようです。

 

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