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コーポレート情報
デロイト トーマツ コンサルティングが取り組むメンバーファースト経営
メンバーの幸せがすべての根源
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下DTC)では、メンバーがDTCで働くことによってプロフェッショナルとしての幸せを感じられることを目指した「メンバーファースト経営」を推進しています。本取り組みにより、満足度調査や退職率の大幅な改善などの成果を得られています。
メンバーのプロフェッショナルとしての幸せを考えた経営を徹底する
DTCでは2019年から、経営方針に「メンバーファースト経営」「Talent Happiness」を掲げ、Employee Experience(会社におけるあらゆる出来事により形成される経験価値)を重視し、メンバーがDTCで働くことによってプロフェッショナルとしての幸せを感じられることを目指した経営を実践しています。
VUCAと呼ばれる将来の予想が困難な時代、クライアントから依頼される課題の複雑さや難しさは日に日に増しています。そのような中で、どうすれば、持続的にクライアントに革新的サービスを提供できるのか。そう考えた時に、私たちは、改めて価値の源泉である「人材」=「メンバー」に注目しました。コンサルティングファームにとっては人材がすべてであり、競争力の源泉です。メンバーの視点から、どうすれば多様な人材が集い、一人ひとりがそれぞれの強みを発揮しながら中長期的に活躍してもらえるかを考えることは、何よりも優先すべきことです。
そのために、DTCでは、一人ひとりのメンバーの「Happiness」を重視しています。一人ひとりがDTCで働くことでプロフェッショナルとしての幸せを感じられることが、強い個を生み出す源泉であり、良いチームを創り出す源泉であり、そして革新的なサービスの源泉だからです。
目に見えて現れた成果
メンバーファースト経営を開始したことにより、以下のような成果が現れています。
毎年実施しているEmployee Experienceを測るサーベイでは、「DTCで働くことに意欲や幸せを感じている人」の割合が、取り組み開始前と比べて、15%ポイント上昇しました。退職率も、開始前と比べ、半減しています。
また、毎月実施している「成長・やりがいを感じるか?」「労働環境に満足しているか?」を問うシンプルなサーベイでも、直近では、それぞれ約8割の人が、「とても満足している」あるいは「概ね満足している」とポジティブな回答を行っています。
現場で推進される、メンバーのニーズに即した施策
DTCの取り組みの特徴は、トップダウンだけではなく、「全員参画」でボトムアップの推進を行っている点です。
具体的には、全ての部門に、部門内でのEmployee Experienceに責任を持つ「Experienceパートナー(執行役員)」を設置し、隅々まで目の届く現場で、「メンバーファースト経営」を推進しています。
加えて、Experienceパートナーの直下に、特命チームである「Experienceチーム」を組成しています。Experienceチームは管理職・非管理職で構成され、チームメンバーの多くは自ら手を挙げた有志です。人数は総勢でメンバー数の約1割の300人以上にのぼります。
ExperienceパートナーおよびExperienceチームは、他の部門とも繋がり、互いに取り組み事例を紹介し合いながら、現場のニーズに即した施策の立案・推進を行っています。各部門で考案された施策数は、合計200を超えています(2021年4月時点)。
各部門で立案・推進されている取り組み事例(一部抜粋/全社的な施策含む)
メンバーの声を元に、絶え間なく取り組んでいく
2021年5月で、メンバーファースト経営の取り組みを開始して丸2年が経過しました。
前述の通り成果を創出してはいるものの、まだ解決すべき課題があります。サーベイにはネガティブな回答もまだ寄せられていたり、コロナ禍により長く続くリモートワークで、組織への愛着が弱まってきたという新しい課題も生じてきました。
私たちDTCは、メンバー一人ひとりの声を出発点としたメンバーファースト経営を継続的に推進していきます。そして、DTCに集った多様な人材がその人ならではの強みを発揮しながら活躍することにより、より革新的で価値の高いコンサルティングサービスを提供してまいります。