事例紹介
デロイトアナリティクス、理化学研究所の網膜再生医療研究開発プロジェクトを支援
「運転ログ+アイトラッカーデータ+視野検査情報」を用いて運転行動と視線行動の関係性を可視化
デロイトアナリティクスは、理化学研究所 生命機能科学研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクトのデータ分析および可視化の領域での研究支援を開始しました。同プロジェクトは、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「自動運転(システムとサービスの拡張)」に参画し、「視野障害を有する者に対する高度運転支援システムに関する研究」を担当しています。この中で、自動運転技術や運転支援システムを活用することで視野障害者(加齢や眼の病気などにより視野が狭くなる症状のある方)の安全確保を図る取り組みに関する研究を進めており、その基礎的な足がかりとして視野障害者の運転行動と視線行動の関係性を調査しています。
理化学研究所 生命機能科学研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト(外部サイト)
被験者から得られたログデータと診察による視野感度情報を照らし合わせることで、各被験者が運転場面においてどのように視線を動かし、対象物を視野のどの領域で視認していたか、その視野領域の感度(見えやすさの度合い、視野欠損により低下する)を紐づけることができます。その結果を解析することで、各被験者の運転場面において「対象物がどの程度見えていたのか、その結果としてどのような運転行動が取られ、事故の発生/回避につながったのか」を分析し理解することが可能となります。
被験者から得られたデータの統合/分析イメージ
デロイトアナリティクスは、本研究において調査対象となる被験者の視野欠損の状態や視線行動をわかりやすく要約し、それらによってどのような運転行動の違いが生じるかを可視化する支援を開始しました。視野障害者の視線行動特性が事故回避の有無に与える影響などを明らかにしていくことで研究推進のサポートを進めてまいります。
デロイトアナリティクスでは、医療や介護と言ったライフサイエンス/ヘルスケア領域でのデータ分析活用の支援実績を多く有しております。また、「医療データ×マシンログデータ」といった複数専門領域にまたがるデータ分析においても、デロイト トーマツ グループの豊富な専門家との連携によるご支援が可能です。データ分析活用の専門家とのディスカッションをご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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