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ユーティリティ企業のDXに必要なマネジメントの変革
エネルギー業界向けニュースレター「Bridge」 Vol.5
ユーティリティ企業のDXに必要なマネジメントの変革
ユーティリティ企業各社においてもDXの取り組みは重視されてきており、業界大手企業のほとんどがDX認定を取得するなど取り組みを本格化させている。その一方でDXによりユーティリティ事業の収益力を短期間で劇的に向上させることは構造的に難しい現実がある。しかし、このことによりDXがユーティリティ企業にとって労多くして得られる成果の少ない取り組みであることにはならない。ユーティリティ企業にとってDXの取り組みは、目先の業務効率化を超え、競争環境を生き抜き、業態を変容させるために必要な事業・経営の変革と、これを支える変革し続ける組織の実現というより本質的な成果をもたらすものだからである。こうしたDXの本質的な効果は、当然のことながら一足飛びには成就せず段階を意識してDXをリードしマネージしてゆく必要がある。
本稿では、我々のDX推進支援の経験を踏まえ、本質的なゴールを目指すためのDXにおける3つの段階と、それぞれにおいて意識すべき要諦を提示している。
【目次】
- はじめに
- ユーティリティ企業におけるDXの現在地と今後の方向性仮説
- DXの発展段階
- 価値あるDXの進め方
- DXの価値創出に向けたマネジメントの変革の重要性
(2024年1月発行)