ナレッジ

IASBは、IFRS第19号の修正を提案する

IAS Plus 2024.07.30
 

IASBは、公開草案IASB/ED/2024/5「IFRS第19号『公的説明責任のない子会社:開示』の修正」を公表した。コメントは2024年11月27日まで募集している。

国際会計基準審議会(IASB)は、公開草案IASB/ED/2024/5「IFRS第19号『公的説明責任のない子会社:開示』の修正」を公表した。コメントは2024年11月27日まで募集している。

 

背景

2024年5月に公表されたIFRS第19号 (IAS Plus-英語※ 1)「公的説明責任のない子会社:開示」における削減された開示要求を開発している際に、IASBは、2021年2月28日現在の他のIFRS会計基準の開示要求を検討した。2021年2月28日と2024年5月1日の間に公表された新たなIFRS会計基準または修正は、削減なしにIFRS第19号の第1版に含まれている。なぜなら、IASBが当該要求事項の削減を協議していないからである。

今後IASBは、必要に応じて削減された開示要求を設定するIFRS第19号に対するそれぞれの新たなIFRS会計基準または修正の結果的修正を含めることにより、IFRS第19号を維持管理する。本日公表された公開草案は、本基準を最初に公表してからの開発をキャッチアップするために、2021年2月28日と2024年5月1日の間に公表された新たなIFRS会計基準または修正を対象としている。

 

変更案

公開草案IASB/ED/2024/5「IFRS第19号『公的説明責任のない子会社:開示』の修正」における修正案は、以下の新たな基準または修正に関するものである。

以下の基準書については、削減された開示要求は提案していない。

変更案に対するコメントは、2024年11月27日まで募集される。

 

発効日及び経過措置

発効日または経過措置は提案されていない。発効日は、本提案を再審議中に決定される。

 

さらなる情報

》IASBのプレスリリースの日本語訳(ASBJのWebサイト)
》 IFRS財団ウェブサイトでの公開草案へのアクセス(PDF:209.05KB-IASBのWebサイト-英語)
》IAS PlusのプロジェクトページのIFRS第19号のキャッチアップ修正(IAS Plus-英語)

 

※1》 ‘IFRS 19 — Subsidiaries without Public Accountability: Disclosures’(IAS Plus-英語)
※2》 ‘IFRS 18 — Presentation and Disclosure in Financial Statements’(IAS Plus-英語)
※3》 ‘IASB publishes amendments to IAS 7 and IFRS 7 regarding supplier finance arrangements’(IAS Plus-英語)
※4》 ‘IASB publishes amendments to IAS 12 to provide a temporary exception to the requirements regarding deferred tax assets and liabilities related to pillar two income taxes’(IAS Plus-英語)
※5》 ‘IASB publishes amendments to IAS 21 to clarify the accounting when there is a lack of exchangeability’(IAS Plus-英語)
※6》 ‘IASB finalises amendments regarding the classification and measurement of financial instruments’(IAS Plus-英語)

お役に立ちましたか?