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IASB、超インフレ表示通貨への換算に関するIAS第21号の修正を提案
iGAAP in Focus 2024.07.26
本iGAAP in Focusでは、2024年7月25日に国際会計基準審議会(IASB)から公表された公開草案(ED)公開草案「超インフレ表示通貨への換算」に示される、IAS第21号「外国為替レート変動の影響」の修正案を解説する。
本iGAAP in Focusでは、2024年7月25日に国際会計基準審議会(IASB)から公表された公開草案(ED)公開草案「超インフレ表示通貨への換算」に示される、IAS第21号「外国為替レート変動の影響」の修正案を解説する。
- IASBは、企業が超インフレではない経済の通貨である機能通貨から超インフレ経済の通貨である表示通貨に金額を換算する場合、比較金額を含め、当該金額を直近の財政状態計算書の日の決算日レートを使用して換算するようIAS第21号を修正することを提案している。
- 企業の表示通貨が超インフレ経済の通貨でなくなり、その機能通貨が引き続き超インフレではない経済の通貨である場合、企業は、そのような状況にIAS第21号で現在適用されている方法を(比較金額を再表示せず)将来に向かって適用する。
- 企業は、換算方法案を適用して換算した在外営業活動体に関する要約財務情報を含む、EDで提案されている方法を適用していることを開示することが要求される。
- 本修正は、遡及的に適用しなければならない(発効日はまだ決定されていない。)。
- コメント期間は、2024年11月22日までである。
IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳版を公表した。
『iGAAP in Focus財務報告「IASB、超インフレ表示通貨への換算に関するIAS第21号の修正を提案」』
≫英語版 (IAS Plus)
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