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投資スチュワードシップの向上

アクティブ・オーナーシップのオペレーティング・モデルを刷新する

Performance magazine issue39より

サステナブル・ファイナンスのアジェンダに後押しされるようにして、投資スチュワードシップ、すなわち「アクティブ・オーナーシップ」は、運用会社の運用能力を証明する際に中心的な役割を担うようになりました。アクティブ運用会社にとって、スチュワードシップはバリューの長期的な保持と創出という目的において常に重要なテーマでしたが、サステナビリティに関連する変化を推進する役割が、同部門に対する注目を高める形となりました。その結果、顧客や規制当局のみならず、非政府組織(NGO)、気候グループ、メディアを始めとする多くの間接的影響力を持つ利害関係者の間でも、スチュワードシップ活動に対する注目が高まるようになりました。

本レポートでは、透明性向上の要請など、最近の変化の要因について分析した上で、より広範なオペレーティング・モデルへの影響を含めて、スチュワードシップ・プロセスの最良慣行について一般的な考察を試みます。

 

要点

  • サステナブル・ファイナンスのアジェンダや排出量ネットゼロへの移行において中心的な役割を果たすなど、スチュワードシップの重要性が増しています。その結果、関連する活動には、顧客、規制当局、その他利害関係者からの注目が高まっています。
  • 新しいレポーティングの枠組みは、エンゲージメントの成果により重点を置くなど、報告基準の厳格化を促しています。
  • スチュワードシップの部門は、主要なESGのテーマに関する運用会社の見解を反映する重要な役割を果たしています。
  • 運用会社は厳格化された要件に適応するために、スチュワードシップ活動をサポートする組織構造を再評価すると同時に、人材、データ、テクノロジーに対して戦略的な投資を行なっています。

 

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