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「時価の算定に関する会計基準」等の概要

(月刊誌『会計情報』2019年9月号)

2019年7月4日に、企業会計基準委員会(ASBJ)は、企業会計基準第30号「時価の算定に関する会計基準」等を公表した。我が国においては企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」等において時価の算定が求められているものの、これまで時価の算定方法に関する詳細なガイダンスは定められていなかった。一方、国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、公正価値測定及び開示についてほぼ同じ内容の詳細なガイダンスを定めている。

著者:公認会計士 内田 彰彦

はじめに

2019年7月4日に、企業会計基準委員会(ASBJ)は、企業会計基準第30号「時価の算定に関する会計基準」等を公表した。我が国においては企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」等において時価の算定が求められているものの、これまで時価の算定方法に関する詳細なガイダンスは定められていなかった。一方、国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、公正価値測定及び開示についてほぼ同じ内容の詳細なガイダンスを定めている。

※続きは添付ファイルをご覧ください。

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