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注目を集める「多機能タイプ医療MaaS」:国際モダンホスピタルショウ2024への出展レポート

来場者数3.5万人を超える展示会場において一際目立った「多機能タイプ医療MaaS」が新たな医療提供体制を提案した

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社 ヘルスケア(デロイト トーマツ ヘルスケア)は、2024年7月10~12日、東京ビッグサイトで開催されました国際モダンホスピタルショウ2024において、「多機能タイプ医療MaaS」の展示を行い、1,000名近くの医療関係者等にご来場いただきました。

医療MaaS登場の背景と国際モダンホスピタルショウ2024への出展

日本は少子高齢化が急速に進行しており、75歳以上高齢者の約8割が何らかの慢性疾患に複数罹患しているため、定期的な通院が必要になります。一方、免許返納や公共交通機関の撤退等により、医療機関へのアクセスが大きな課題になりつつあり、さらには、人口減少地域を中心として、医療提供体制の確保自体が困難になる地域が増えつつあります。

このような人口減少地域を中心とした交通アクセスと医療提供体制の確保に係る社会課題の解決策の1つとして、「ヘルスケア×モビリティ」をコンセプトとする医療MaaSが登場しました。

これまでデロイト トーマツ ヘルスケアでは「多機能タイプ医療MaaS」の導入に向け、医療機関や自治体関係者と協力し実証実験を進めてきました。また、2024年5月には東京国際フォーラムにて「多機能タイプ医療MaaS」車両の展示会及びセミナーを開催し、100名を超える医療関係者等に「多機能タイプ医療MaaS」を体験していただきました。(展示会・セミナーについて:新地域医療構想最前線:急速に進化する「多機能タイプ医療MaaS」最新動向

今回はより多くの医療関係者の方々に「多機能タイプ医療MaaS」を体験していただき、より多くの地域への導入につなげるため、国際モダンホスピタルショウ2024へ出展を行いました。

国際モダンホスピタルショウ2024は2024年7月10日~12日に東京ビッグサイトにて開催され、開催期間中各日10,000人を超える来場があり、3日間で計35,408人の来場がありました。

「多機能タイプ医療MaaS」の出展は、医療MaaSのサービス開発を進める株式会社M-aid、サービス用車両の開発を進めるトヨタ紡織株式会社と共にデロイト トーマツ ヘルスケア、株式会社豊田通商で行われました。会場内では多数の企業が展示を行う中、「多機能タイプ医療MaaS」は新しい医療提供形態として特に注目を集め、医療機関・自治体関係者等を始めとする計1,000人近くの方々にご来場いただきました。

国際モダンホスピタルショウ2024での「多機能タイプ医療MaaS」展示会レポート

会場では株式会社M-aidの木下CEO・医師や各社から参加したスタッフが一丸となり、車両の説明やデモンストレーション、また同ブースで展示されました医療用ドローンについての説明などを行い、現在も進化を続ける「多機能タイプ医療MaaS」を体験していただきました。

開催期間中1,000人近くの医療関係者の方々にご来場があり、今後の導入に向けた議論や地域医療構想での「多機能タイプ医療MaaS」の期待役割などについて活発なコミュニケーションが取られました。

 

展示された「多機能タイプ医療MaaS」

展示された「多機能タイプ医療MaaS」
 

「多機能タイプ医療MaaS」について株式会社M-aidの木下CEO・医師(写真左)らにより説明が行われる様子

「多機能タイプ医療MaaS」について株式会社M-aidの木下CEO・医師(写真左)らにより説明が行われる様子
 

「多機能タイプ医療MaaS」についてスタッフにより説明が行われる様子1

「多機能タイプ医療MaaS」についてスタッフにより説明が行われる様子1
 

「多機能タイプ医療MaaS」についてスタッフにより説明が行われる様子2

「多機能タイプ医療MaaS」についてスタッフにより説明が行われる様子2
 

「多機能タイプ医療MaaS」の展示場にて説明と集客が行われる様子

「多機能タイプ医療MaaS」の展示場にて説明と集客が行われる様子
 

「多機能タイプ医療MaaS」の展示場にて出展企業(株式会社M-aid、株式会社豊田通商、株式会社トヨタ紡織、デロイト トーマツ ヘルスケア)のスタッフでの集合写真)

「多機能タイプ医療MaaS」の展示場にて出展企業(株式会社M-aid、トヨタ紡織株式会社、株式会社豊田通商、デロイト トーマツ ヘルスケア)のスタッフでの集合写真

会場で注目を集めた「多機能タイプ医療MaaS」連動機能を開発中の医療用ドローンと各出展企業のデジタルサイネージ

会場で注目を集めた「多機能タイプ医療MaaS」連動機能を開発中の医療用ドローンと各出展企業のデジタルサイネージ
 

会場で注目を集めた「多機能タイプ医療MaaS」連動機能を開発中の医療用ドローンと出展企業スタッフの作業の様子

会場で注目を集めた「多機能タイプ医療MaaS」連動機能を開発中の医療用ドローンと出展企業スタッフの作業の様子
 

本展示で初公開となったスライドドアモニター機能

本展示で初公開となった車外サイネージ機能
 

開催期間中に展示ブースにて実施された医療MaaSのニーズに関するアンケート結果の一部をご紹介します。医療施設・国・自治体からの来場者はオンライン診療と災害医療・救急医療に対する期待が多く集まりました。企業からの参加者は同様にオンライン診療等に対する期待が多く、また、オンライン保健指導やオンライン治験、歯科指導の診療以外の用途で、医療施設・国・自治体の来場者よりも多くの期待が寄せられました。

グラフ:デロイト トーマツ実施アンケートより作成、来場者アンケート「来場者属性別医療MaaSへ期待するもの」の回答結果

デロイト トーマツ実施アンケートより作成、来場者アンケート「来場者属性別医療MaaSへ期待するもの」の回答結果

デロイト トーマツ ヘルスケアにおける医療MaaSの今後の活動見込み

今後の医療MaaSに関連する活動スケジュールとしては、年内には地方自治体における地方型「多機能タイプ医療MaaS」の導入に向けた実証実験が計画されております。また、来年開催される災害医療関連学会等への出展も予定しています。

さらに、「デロイト トーマツ イノベーションパーク」と連動した丸の内エリアでのヘルスケア×モビリティによる、新たなオンライン健康相談等の実証実験も計画中です。

本展示会でも注目を集めました医療用ドローンにつきましては、政令指定都市での実証実験が計画されており、医療MaaS・医療用ドローン共にへき地のみならず都市部での利用に向けた活動も実施しています。

医療MaaSに関連するデロイト トーマツ ヘルスケアの情報につきましては、下記リンクよりご確認ください。
新地域医療構想最前線:急速に進化する「多機能タイプ医療MaaS」最新動向

お問合せ先:
デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社 ヘルスケア
柚木 大介|ディレクター
古株 靖久|マネジャー
湯澤 あや|マネジャー
小林 英士、叶 馨如|コンサルタント
E-mail : dthc_surveyinfo@tohmatsu.co.jp
※上記の社名・役職・内容等は、掲載日時点のものとなります。2024/8

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