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基礎からのM&A講座 第11回

M&Aの論点(4) クロスボーダーM&A

大学で講義を受ける感覚で基礎からM&Aを学ぶ12回完結の講座型連載記事。 11回講座では「クロスボーダーM&Aにおける留意点」として、クロスボーダーM&Aにおいて適切な買収価格(およびその他主要契約条件)を勝ち取るために必須と言える交渉上の留意点について解説します。

執筆:デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー株式会社
坂井 洋介

はじめに

「基礎からのM&A講座」第8回からM&Aの個別論点について解説してきたが、今回はクロスボーダーM&Aにおける留意点について、これまでの実務上の経験を踏まえ解説する。

読者の皆さんはM&Aの成功における重要な要素についてどのようにお考えだろうか。巷でよく言われていることであるが、個人的な実務上の経験を踏まえても、適切な買収価格(およびその他主要契約条件)やPMI(Post Merger Integration)が結果的にM&Aの成功における重要な要素であると痛感する。当該重要性は、もちろんクロスボーダー取引に限った話ではないが、とりわけクロスボーダー取引においては、交渉相手と日本人の文化の違い、言語力(特に英語力)に起因し、多くの日本企業が困難に直面しているものと思料する。

今回は、クロスボーダーM&Aにおいて適切な買収価格(およびその他主要契約条件)を勝ち取るために必須と言える交渉上の留意点にフォーカスする。

なお、文中の意見に関する部分は私見であることに予めご留意頂きたい。

続きは添付ファイル[PDF]をご覧ください。

>> 第12回 成功するM&A(最終回)

[ PDF: 171KB ]

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