サービス

アクティビスト対策支援

アクティビスト対策を中長期的な企業価値向上策のうちの一つとして捉え、アクティビストから提案を受けた有事の対応のみならず、平時の企業価値向上策を含めて支援します。

重要性が増すアクティビスト対策

近年のアクティビストの提案は、従前の配当政策や自社株買いといった株主還元の領域にとどまらず、取締役会の構成を中心とするコーポレートガバナンスの強化、事業ポートフォリオの見直しといった事業領域に拡大しています。また、スチュワードシップ・コードの浸透に伴い、アクティビストに分類されない機関投資家の議決権行使方針に変化が生じており、機関投資家がアクティビストの提案を企業価値向上に資すると判断した場合には株主提案に賛成する可能性が高まっています。

 

アクティビストの幅広い視点を起点とする対策支援

デロイト トーマツはアクティビストの幅広い視点を分析し、アクティビスト対策に必要な専門性を組み合わせたサービスをワンストップで提供します。アクティビストの視点は株主還元や資本構成、保有キャッシュ水準等のファイナンスの視点、ポジショニングや経営計画といった事業戦略の視点に加え、取締役会の構成を含むガバナンスの視点、ESGを含むサステナビリティの視点と多岐に渡ります。対策検討にはこれら幅広い専門性が求められると同時に、それぞれの視点を統合して企業価値向上施策に落とし込んだ上で市場とコミュニケーションしていく必要があります。デロイト トーマツは、アクティビスト対応経験者を中心とした各領域の専門家50名体制にて、グローバルで培ったアクティビスト対応ナレッジを活かしながら、有事の支援のみではなく平時からアクティビストの視点を生かした分析と施策立案を支援する体制を強化し、企業の中長期的な企業価値向上を包括的にサポートします。

図:アクティビストの視点
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クライアント企業に適したサービスの提供

平時と有事双方において個別企業の状況に応じた支援を実施します。

図:一般的なアクティビスト対応フローと当社サービス内容
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平時におけるリスクレビュー

平時においては、デロイト トーマツの各専門家が脅威分析、経営上・財務上の脆弱性評価、ステークホルダー分析、ガバナンス評価を実施し、ボトルネックとなっている事項を洗い出すことで企業価値向上に向けた実効性のある施策立案、実行を支援します。

 

図:リスクレビューの位置付けおよびサービス内容
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図:準備態勢構築に向けた検討ステップ
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有事における買収防衛アドバイザリー

アクティビストから提案を受けている有事においては、上記に加え、アクティビストの提案・要求事項の分析、および現状の株価とアクティビストが想定する株価のギャップの定量的分析を実施します。当該ギャップの把握を通じて、企業から資本市場に提示する「アクションプラン」の肝となる中期経営計画の策定・見直しを支援するとともに、アクティビストを含めた投資家・資本市場との戦略的エンゲージメントを総合的に支援します。

図:買収防衛アドバイザリー(有事対応)
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プロフェッショナル

片岡 亮裕/Akihiro Kataoka

片岡 亮裕/Akihiro Kataoka

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー パートナー

コーポレートファイナンシャルアドバイザリー統括 ミドルマーケット統括 監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入社し法定監査業務に従事したのち、デロイトトーマツ FAS(現・デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーLLC)に転籍。M&Aアドバイザリー業務に従事。 2015年3月よりDeloitte & Touche Financial Advisory Services Pte... さらに見る

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