設計

マスカスタマイゼーションの実現には
コンフィグレーター
による高速な仕様すり合わせ技術が必要です

コンフィグレーターの活用により、カスタマイズ設計が高速になり、製造現場へも早く正確な情報を共有できるようになります

コンフィグレーターは、入力されたインプット情報(例えば受注仕様)を事前に準備された一定のルールを使ってアウトプット情報(例えば製品仕様)に変換するツールです。これまではマトリクスで管理された簡単な組み合わせ制御や仕様値をすべて入力した後でチェックができるものが主流でしたが、現在では仕様の連携や排他制御を柔軟に行えるツールが増えています。条件を満たす最適な組み合わせを探索するアルゴリズムで早く正確な製品仕様を選び出せるソフトも登場しています。

コンフィグレーションの活用には設計だけでなく営業の改革も必要です

コンフィグレータは仕様選択、見積もり算出において実にパワフルなツールです。しかし、ツールだけではなく自社に有利な仕様に誘導できる「提案型営業」の実現が欠かせません。一方、業務領域間の利害が一致することは少なく、ほとんどのケースが一部の業務領域に閉じた部分最適で完了し、全体で大きな効果を見いだすことができていません。大きな効果を得るためには、トップマネジメントが体系的な指標(KPI)管理でPDCAサイクルを強い意志を持って継続することが肝要です。

Deloitteが考える仕様誘導型営業成功のポイントと支援例

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藤岡 稔大/Toshihiro Fujioka

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員

外資系ERPベンダーから、大手コンサルティング会社を経て現職。一貫してSCM、生産管理領域の業務/組織/システム設計に従事。グローバル需給調整プロセス、S&OPの構築プロジェクトの経験が豊富であり、グローバルかつ大規模プロジェクトのマネジメントに強みを持つ。