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パブリッククラウド移行への検討事項

最適なクラウド移行に際しての構想策定フェーズのポイントとは

オンプレミスのシステムを移行する際に最も重要な点は、最初の構想策定です。単純にシステムをクラウドに移行してもクラウドに期待した成果が得られないばかりではなく、システムのサービスレベルやセキュリティレベルが低下したり、運用コストが増加する事態に陥ってしまう可能性があります。 ここでは、パブリッククラウド移行の進め方について解説します。

パブリッククラウドを利用する際に期待する一般的な効果

パブリッククラウドの導入はオンプレミスに比べ様々な効果が期待されています。特にインフラの管理や課金方法によるコストメリット、豊富なサービスや先端技術の環境をすぐに利用することができます。さらに、ビジネス成長に合わせた拡張性やせくリティ面などが挙げられます。

パブリッククラウドに期待する効果
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導入時の検討不足により発生する課題の例

クラウドの導入においては目的やビジネス特性等、様々な観点で検討する必要があります。検討不足により本来享受できるクラウドのメリットがリスクになるケースがあることに注意しなければなりません。
 

発生する課題の一例

✓セキュリティ
アカウントに適切な権限を付与していなかったため、運用担当者の設定ミスで、セキュリティの脆弱性を混入してしまった

✓コスト
期待したインフラコストの削減が出来ず、特にデータ移行時に想定外のコストが発生してしまった

✓運用負荷
オンプレの知識だけで運用設計したため、運用負荷が軽減できなかった

✓拡張性
既存システムをそのままクラウドに移行したため、スケールアウト型の拡張が出来なかった

 

導入に向けた検討事項

クラウド活用の方針を策定する際には、単にプラットフォームの移行だけではなく様々な視点で検討すべきテーマがあります。また、既にパブリッククラウドを利用している多くの企業で検討してきた内容を取りまとめることも有効な手段です。

検討テーマの視点
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移行に向けたデロイト トーマツのサービス例


導入に向けたデロイト トーマツのサービス例

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