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企業価値向上のためのグループ経営管理の高度化(EPM導入)

会計、IT、経営管理といった各分野の経験豊富なプロフェッショナルにより、管理会計制度/管理連結の高度化、事業投資マネジメントの高度化、予算編成の効率化/予算管理の高度化、KPIマネジメントの再構築、等の各テーマにおいて、持続的な企業価値向上に向けたグループ経営管理の高度化(EPM導入)を支援いたします。

EPMは経営戦略実行の要

事業規模の拡大、事業の複雑化等に伴い、経営判断に資する情報の入手はますます困難になってきています。EPM(Enterprise Performance Management)とは、企業業績を定量的・体系的に評価し、計画、実行、検証、改善のサイクルで管理する仕組みであり、言わば経営戦略の実行の要です。

(図)EPMは経営戦略実行の要
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統合的業績評価マネジメントの必要性

EPMはすでに多くの会社で実施されていますが、有効に機能していないケースも多くみられます。これは、典型的には組織階層間の分断(タテの分断)と期間的な分断(ヨコの分断)が原因となっており、統合的なマネジメントの仕組みを構築することで改善が期待できます。

(図)統合的業績評価マネジメントの必要性
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EPM導入のアプローチ

EPMの導入は、基本構想、設計、導入、システム設計・開発、システム導入の各フェーズに分けて進められます。特に重要なのは基本構想フェーズであり、連結経営管理の目的やねらいを整理し、自社にとってのあるべき姿を明確化できるか否かがプロジェクトの成否に大きく影響します。

(図)EPM導入のアプローチ
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企業の構成単位の定義と業績評価制度の概要設計

基本構想フェーズでは、企業の構成単位(*1)の定義と業績評価制度の概要設計を行います。企業の構成単位とは連結ベースで経営戦略の遂行状況を評価し打ち手を実行するための基礎となる単位です。

(図)企業の構成単位の定義と業績評価制度の概要設計
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デロイト トーマツ グループが提供するサービス

会計、IT、経営管理といった各分野の経験豊富なプロフェッショナルが以下のテーマについて支援します。

管理連結の高度化

経営ニーズの分析や現行管理連結における問題点分析等を通じて自社にマッチした管理連結のデザインをサポートします。制度会計と管理会計の一体的な運用、IFRS適用企業における管理連結の在り方、自社の管理連結に適したシステムの選定といった様々なテーマについてアドバイスを行います。

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事業投資マネジメントの高度化

事業投資の事前評価におけるKPIの選定や計算手法、リスク可視化による意思決定プロセス、IFRSが想定するCGU管理と整合的な事後評価プロセスから出口戦略まで、多くの先進事例を踏まえた専門家がサポートいたします。

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予算編成の効率化/予算管理の高度化

プロジェクトの構想から業務システム対応および本番運用に至るまで、豊富な事例を踏まえた専門家がEnd to Endでサポートします。予算管理のあり方を検討する際の様々な論点、例えば、予算制度の見直し、ローリングフォーキャストの導入、Scenario Based Forecastingモデルの導入、予算管理システムの選定・導入等について豊富なノウハウに基づきディスカッションをリードします。

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トーマツが監査を行っているクライアント等につきましては独立性の観点からご提供できないサービスがございます。詳細は担当者までお問合せください。

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プロフェッショナル

庄司 芳彦/Yoshihiko Shoji

庄司 芳彦/Yoshihiko Shoji

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー パートナー

大手家電メーカーの経営企画部門でのシステム導入や経営管理の実務経験を経て、大手監査法人・コンサルファームにおいて、Enterprise Performance Managementを主題とするグループ経営管理の高度化プロジェクトや、管理会計制度設計、会計・経営管理領域の業務・システム改革プロジェクト等を数多く手掛ける。会計・マネジメント・IT改革に関する基本構想からシステム導入・移行まで、全領域を... さらに見る