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知的財産デューデリジェンス

近年、IoT、DX化に伴い技術ベンチャーへの出資案件やカーブアウト案件が近年増加傾向にあります。M&Aにおける知財デューデリジェンスのニーズは年々高まっており、M&Aとビジネス・知財・財務の知見を有する専門家がクライアントのM&A活動を支援します。

知的財産デューデリジェンスの考え方

知財デューデリジェンスは財務・税務・ビジネスデューデリジェンス等他のデューデリジェンスとも関連性が高く、M&Aを行ううえで重要な位置づけを占めています。知財デューデリジェンスを行う目的は技術獲得型、新規事業領域、技術ベンチャー投資、カーブアウト案件、ライセンス案件に大別できます。

デロイト トーマツ グループの知的財産アドバイザリーチームは知財の専門性以外に、近年のトレンドであるIoT、5G、AI、デジタルヘルス等の技術やビジネス・財務に関するプロフェショナル集団から構成されており、クライアントの多岐に亘るニーズにお応えします。

知的財産デューデリジェンスの活用例(1)

カーブアウト時のスタンドアローンイシュー

カーブアウト後の事業継続のために必要な特許の特定およびコア研究者・開発者が移管されるか確認が必要です。また、親会社との資本関係解消により、親会社からの特許ポートフォリオの有償ライセンス、競合他社からの訴訟リスクによる事業上の影響・財務上の影響についても検討が必要です。

知的財産デューデリジェンスの活用例(2)

技術系ベンチャーへの出資

対象会社のコア技術およびコア技術に関する特許の特定、開発キーパーソンの特定、コア技術に関する競合他社と比較した技術優位性の検証、質権設定の有無の確認が特に重要です。

知的財産デューデリジェンスによる検証

デロイト トーマツ グループが提供する知的財産デューデリジェンスは、法的観点に主眼を置く弁護士法人と異なり、知的財産面から見た対象会社の事業と技術の紐づけおよび事業計画を精緻化すべくクライアントの要望に応じて以下の項目について検証し、事業・知的財産リスクを抽出します。

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ベンダーデューデリジェンスによる検証

ベンダーデューデリジェンスとは、会社または事業の売却にあたって、外部専門家の手を借りて、第三者的観点から売却時に論点になりうる点を抽出・整理することをいいます。近年、知的財産部門のニーズとしてベンダーデューデリジェンスが増加傾向にあります。知財におけるベンダーデューデリジェンスは、保有アセットの可視化および活用が主目的にあり、DTFAはベンダーデューデリジェンスを通してクライアントの事業・知財戦略に資する情報を提供します。

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