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Quality Engineering Trends Report 2021 日本版

インテリジェントオートメーション、テスト手法、テストにおける人工知能(AI)の台頭など、品質エンジニアリングに影響を与えるトップトレンドと、これらがもたらすダイナミクスと、チャンスを生かす方法について解説

日本版全文(PDF)

これからの品質エンジニアリングを牽引するものは何か?「Quality Engineering Trends Report」では、200人以上のITリーダーを対象に、人工知能を利用したテスト自動化、クラウド時代のテストの在り方(カオスエンジニアリング、クラウド(Crowd)テスティング)、AI、IoT、ブロックチェーンなどエマージングテクノロジーに対するテストなど、システムデリバリー分野での品質エンジニアリングに影響を与えると予測される10のトップトレンドについて、デロイトの見通しを示しています。

これらのトレンドがもたらすダイナミクスと、チャンスを生かす方法について、ご紹介します。

Quality Engineering Trends Report 2021 日本版 [4.8MB]

Quality Engineering Trends Report 2021 各章の概要

日本版発行に寄せて

クラウドサービスの発展に伴い、システム開発におけるテストの位置づけは変わってきています。また、今まで人間が工数をかけて実施していた事項が自動化され、テストの役割の考え方も変わってきています。本レポートでは、クラウド時代のテストに関する考え方や最新の技術等をご紹介します。

一方、多くの日本企業では品質管理は、開発会社が請け負うべきものという考え方から脱却できず、「要件から品質を作りこむ」ことからほど遠い位置におり、欧米企業から周回以上の遅れをとっている状況は否めないと思います。クラウドサービスの積極活用、真の意味でのアジャイル開発の促進等、世界から見た際に、日本企業は後れをとっています。これ以上、欧米企業のビジネス変革に後れをとらないためにも、日本企業における品質管理の変革は必須事項と考えています。

本レポートをきっかけに、まずはテスト自動化等の最新テスト技術に触れ、品質管理に関する考え方の変化を体感し、品質管理の考え方を変革していただければと考え、本レポートの日本語版を発刊させていただきました。「品質管理=ビジネス品質」ということを念頭に置き、ご一読いただければと思います。

根岸 弘光

デロイト トーマツ コンサルティング 
クラウド Div.リーダー
クラウド・エンジニアリング ユニットリーダー

日本版発行責任者

根岸 弘光 執行役員 パートナー
クラウド Div.リーダー
クラウド・エンジニアリング ユニットリーダー

大手システムインテグレーター、複数のコンサルティング会社を経て現職。デジタル時代のEnterprise Architecture設計に強みを持つ。また、グローバルサプライチェーン改革、グローバル営業改革、ERP導入等のオペレーション変革、システム構造改革の経験を多数持つ。

中川 明久 ディレクター

IT系コンサルティング会社、事業企画コンサルティング会社を経て現職。多岐にわたる業種に対し、新事業立上げやシステム化構想策定、導入支援をプロジェクトマネージャとして多数従事。先例のない業務プロセス変革とプログラム管理を含む実行支援に強みを持つ。デロイトではPMOチーム責任者を経て、テスティングチーム責任者。

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