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デロイト、独立系調査会社のレポートで気候変動コンサルティング領域のリーダーに選出

Verdantixのレポート「Green Quadrant: Climate Change Consulting 2023」において、気候変動コンサルティング領域のリーダーに選出されました。

本情報は2023年8月8日にニューヨークで配信されたプレスリリースの翻訳版に日本からのコメントを加えており、当該加筆を除き日本語版と英語版に齟齬がある場合は、英語版を優先します。

2023年8月8日米国ニューヨーク州ニューヨーク市―デロイトは、Verdantixのレポート「Green Quadrant: Climate Change Consulting 2023」において、気候変動コンサルティング領域のリーダーに選出されました。

独立系調査会社Verdantixは、気候変動コンサルティングプロバイダー15社を対象に行った評価に基づき、包括的なケイパビリティを有するリーディングプロバイダーの1社にデロイトを選出しました。デロイトは、ビジョン、戦略、イノベーションの項目で最高スコアを獲得しました。Verdantixの分析では、「気候レジリエンスの戦略と導入」、「ネットゼロカーボンの戦略と導入」、「気候データの管理と開示」、「アセットレベルの脱炭素化」の4カテゴリーで気候変動コンサルティングサービスをベンチマークしています。

Verdantixは気候変動コンサルティングを、「脱炭素化や気候レジリエンスの実現に取り組む企業をサポートするサービスで、高いスキルを有するプロフェッショナル、方法論、データリソースで構成され、戦略、運用、機会、リスクを網羅したもの」と定義しています。

2022年10月にデロイトグローバルが上級幹部を対象として実施した調査によると、気候危機は企業のエグゼクティブが最初に想起するトピックであり、調査に回答したエグゼクティブの75%が過去1年間で持続可能性に対する投資を拡大していることを背景に、持続可能性・気候変動コンサルティング市場は近年、著しい成長を遂げています。持続可能性や気候変動に関する喫緊の課題解決に向けて連携するプロフェッショナルサービス企業の選定において、Verdantixの分析結果は、様々な業界のエグゼクティブが活用できる判断材料となります。

今回の分析は、デロイトが「気候変動コンサルティングサービス向けの戦略や技術に関する深遠な専門知識を組み合わせている」ことを明らかにし、カーボンデータ管理とカーボンアカウンティング、気候リスク、戦略とガバナンス、そして気候リスク、機会や基準の採用に関する開示といった領域におけるケイパビリティに強みがある点に注目しています。また、同レポートでは、デロイトは「PCAFに沿った開示の品質向上を目指している金融機関」や、「炭素削減方法の開発、商用化を目指している組織」がパートナーに選ぶべき企業の有力候補であることも強調されています。

デロイトは20年以上にわたって気候変動コンサルティングサービスを提供しており、当社のGlobal Sustainability & Climateに関する取り組みには4,000名超のプロフェッショナルが関与しています。気候変動の視点を組み入れることは、デロイトの全てのビジネスと地域における優先事項であり、2022年には世界の41.5万名のプロフェッショナルを対象に、気候変動に関するケイパビリティ向上を目的とした先駆的なグローバル学習プログラムを立ち上げました。

Deloitte Global Sustainability & Climate Practice Leaderを務めるJennifer Steinmannは、次のように述べています。「デロイトのGlobal Sustainability & Climateに関するプラクティスや、世界各地での包括的なサービス提供に対し、このような素晴らしい評価を受けたことを誇りに思います。私たちは公正かつ公平な移行に取り組みながら、クライアントととともに喫緊の課題を解決することに尽力しており、気候危機への対応が非常に複雑なものであることを認識しています。デロイトのプラクティスは、クライアント、ビジネスパートナー、コアリションと力を合わせ、野心的かつ革新的な変化を急速にもたらすことで、気候、自然、社会に対して確実なインパクトを与えることができるシステミックチェンジを起こすための“指揮者”としての役割の遂行に注力しています」

Verdantixはレポートの中で、「デロイトは、Sustainability Nextプログラム、GreenSpace Techイニシアチブ、Deloitte Center for Sustainable Progressなどのイニシアチブやインキュベーターを通じて、NGOや企業、起業家と連携して気候変動への対応に向け協調的なアプローチを築いた」とコメントしました。

この分析は、気候変動コンサルティングに対するデロイトの迅速な買収戦略についても取り上げており、「炭素戦略、脱炭素テクノロジー、インフラエンジニアリングの領域におけるデロイトのケイパビリティ」が拡充していると述べています。

Deloitte Global Sustainability & Climate Chief Technology Officerを務めるDilip Krishnaは、「デロイトは、GreenSpace TechGreenLight Solutionといった最新の気候テクノロジーポートフォリオを通じて、行動につながるインサイトや戦略だけでなく、気候テクノロジーやイノベーターから成る世界規模のエコシステムへのアクセスをクライアントに提供しています。このようなアクセスを得ることでクライアントは、脱炭素化やROIの観点から最適化された、明確かつ行動につながるロードマップを策定することができるようになります。私たちは、クライアントとの関係性、業界の知見、テクノロジーに関する専門知識、そしてエコシステムとの関係性を結集させることで、ネットゼロまでのギャップを埋めるだけでなく、システミックチェンジを軸とした戦略的成長重視のテクノロジー投資を行っていきます」とコメントしました。

日本におけるSustainability&Climate Initiative(SCI*)共同リーダー
庵原一水と赤峰陽太郎は、「Verdantixよりいただいた高い評価を光栄に思います。日本においてもグループ内で横断組織を立ち上げ、ビジネスの戦略から実行およびガバナンス、開示から保証に至るまで、グループの総合力を結集したクライアントサービスの提供を推進しているところです。デロイトの掲げる中長期目線でのコミットメントであるWorldClimateに基づき、総合ファームならではの業界横断、官民連携でのアプローチを通じて気候変動対策に積極的に取り組んでいきます。」とコメントしています。

*SCIとは、サステナビリティ・気候変動(S&C)領域においてデロイトの有する専門性と総合力をグローバルに結集した、グループ横断組織です。詳細はこちらをご覧ください。