ニュースリリース

デロイト トーマツ、生成AIの活用・構築・事業創出を支援するコンサルティングサービスを開始

AIの研究組織「Deloitte AI Institute」の研究成果を踏まえ、生成AIの活用の加速と安全で責任ある普及を支援

2023年4月28日

デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一、以下 デロイト トーマツ)は、AIに関するビジネスの知見や多様な業界での実績に加え、日本および海外のデロイトで築いてきたAIスタートアップ、アカデミア、協業先などとのエコシステムを総動員し、日本のクライアント企業にイノベーションをもたらす、生成AI(Generative AI)の構築や活用支援を行うコンサルティングサービスを提供します。企業のリーダーが生成AI戦略を策定し、破壊的な新技術を用いて革新的なAIのアプリケーションを作成する際に必要となる、世界クラスのサービス、AI人材、および深い業界経験を組み合わせて提供します。

その中核となるのは、デロイト トーマツのAI専門家によるジェネレイティブAIインキュベーターというオファリングチームです。このチームは、基盤モデルのトレーニングとチューニングを行うデータサイエンティスト、生成AIのパイロットプログラムの迅速な開発やクライアント企業の業務システムへの組み込みを行うエンジニア、生成AIを用いたビジネスプロセスの刷新やサービス開発を担う、業界知見豊富なコンサルタントによって構成されており、クライアント企業における全社規模での生成AIの導入・活用や新事業創出を支援します。さらに、AIテック企業やAIスタートアップ、さらには学術研究機関とも連携し、クライアント企業独自の基盤モデルの開発までカバーしていきます。このチームは、デロイトにて2022年までの生成AIテクノロジーの早期採用と実証実験によって得られたAIの戦略的活用とガバナンス、そしてエンジニアリングの深い経験と、クライアント企業におけるデジタルトランスフォーメーションの実践から確立した先端技術活用の知見も活用し、生成AIの大規模適用を可能にしていきます。さらに、この活用支援サービスはDeloitte AI AcademyTMと連携して、モデル開発や迅速なエンジニアリングを含む幅広いAI人材の育成トレーニングも提供し、企業におけるAI人材の需給ギャップを解消します。

本生成AIコンサルティングサービスは、デロイトの各国のAI研究組織のネットワークであるDeloitte AI Instituteによる研究成果を活かして提供されます。Deloitte AI Instituteは、AIにまつわる国内外の様々な学術組織・団体や専門家とも連携し、またグローバル規模でのマーケットリサーチを通じて、信頼されるAIの開発と発展を支援しています。また、デロイト トーマツのAI関連のオファリング・ソリューションは、Deloitte AI Institute による「グローバルAI活用度調査」や「業界別AI活用のすゝめ」 等の各種レポートで概説されている今後のAI活用に関する組織のベストプラクティスや適用のビジョンを踏まえています。このような専門分野の研究と実務が接合することで、クライアントが生成AIに関しても幅広いユースケースを生み出し、生産性を向上させ、創造性を増幅し、ビジネスイノベーションのペースを加速する革新的な新しいアプリケーション、サービスを展開することに貢献していきます。

生成AIはエンジニアリングの生産性向上、不正検出、サプライチェーンの最適化、スマートファクトリーの実現などに関する多くのユースケースがすでに検討されており、大きな成果が期待される一方で、生成AIが進化するにつれて、そのビジネスへの活用にあたっては新たに出現する倫理的、法的、政策的な課題に関する影響も受けます。Deloitte AI Instituteは、企業がビジネスの各バリューチェーンのAI適用におけるリスクコントロールを実現し、倫理的かつ法的な優先事項の順守を支援するTrustworthy AITMフレームワークを提供しており、生成AIの安全で責任ある普及に尽力しています。

「知識の構造や文脈に基づき、高度に専門的なアウトプットを行い、意思決定を支援する生成AIは、人や企業における創作活動や知的生産、さらに働き方やバリューチェーンまで大きく変革する可能性に満ちています。ですが同時に、生成AIには情報の信ぴょう性や判断の公平性、著作権やプライバシーに関する懸念も存在します。生成AIをそのリスクを適切にコントロールしつつ、戦略的に活用していくことで、企業は様々な業界で新しいビジネスモデルの立ち上げや従来にない提供価値を実現することが可能になります。デロイト トーマツの生成AIコンサルティングサービスは、AIを活用した革新的なソリューションの開発と展開においてクライアントを強力に支援する役割を果たします。」と日本のDeloitte AI Institute の所長である森正弥は述べています。

グローバルおよび日本における企業のAI活用状況や活用のためのベストプラクティスについては、レポート「グローバルAI活用度調査」、生成AI技術のビジネスへの影響や活用については、レポート 「生成AI(Generative AI)のビジネスへの影響」「生成AI(Generative AI)から企業価値を生みだす方法」を参照してください。

<報道機関の方からの問い合わせ先>

デロイト トーマツ グループ 広報担当 菊池、内山
Tel: 03-6213-3210  Email: press-release@tohmatsu.co.jp

デロイト トーマツ グループは、日本におけるデロイト アジア パシフィック リミテッドおよびデロイトネットワークのメンバーであるデロイト トーマツ合同会社ならびにそのグループ法人(有限責任監査法人トーマツ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社、デロイト トーマツ税理士法人、DT弁護士法人およびデロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社を含む)の総称です。デロイト トーマツ グループは、日本で最大級のプロフェッショナルグループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。また、国内約30都市に約1万7千名の専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細はデロイト トーマツ グループWebサイト(www.deloitte.com/jp)をご覧ください。

Deloitte(デロイト)とは、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(“DTTL”)、そのグローバルネットワーク組織を構成するメンバーファームおよびそれらの関係法人(総称して“デロイトネットワーク”)のひとつまたは複数を指します。DTTL(または“Deloitte Global”)ならびに各メンバーファームおよび関係法人はそれぞれ法的に独立した別個の組織体であり、第三者に関して相互に義務を課しまたは拘束させることはありません。DTTLおよびDTTLの各メンバーファームならびに関係法人は、自らの作為および不作為についてのみ責任を負い、互いに他のファームまたは関係法人の作為および不作為について責任を負うものではありません。DTTLはクライアントへのサービス提供を行いません。詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください。

デロイト アジア パシフィック リミテッドはDTTLのメンバーファームであり、保証有限責任会社です。デロイト アジア パシフィック リミテッドのメンバーおよびそれらの関係法人は、それぞれ法的に独立した別個の組織体であり、アジア パシフィックにおける100を超える都市(オークランド、バンコク、北京、ベンガルール、ハノイ、香港、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、メルボルン、ムンバイ、ニューデリー、大阪、ソウル、上海、シンガポール、シドニー、台北、東京を含む)にてサービスを提供しています。

Deloitte(デロイト)は、監査・保証業務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー、税務、法務などに関連する最先端のサービスを、Fortune Global 500®の約9割の企業や多数のプライベート(非公開)企業を含むクライアントに提供しています。デロイトは、資本市場に対する社会的な信頼を高め、クライアントの変革と繁栄を促し、より豊かな経済、公正な社会、持続可能な世界の実現に向けて自ら率先して取り組むことを通じて、計測可能で継続性のある成果をもたらすプロフェッショナルの集団です。デロイトは、創設以来175年余りの歴史を有し、150を超える国・地域にわたって活動を展開しています。 “Making an impact that matters”をパーパス(存在理由)として標榜するデロイトの約415,000名の人材の活動の詳細については、(www.deloitte.com)をご覧ください。