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企業サステナビリティ報告指令(CSRD)

投資家に質の高いESGデータを提供するEUサステナブルファイナンス戦略の第一歩

Performance magazine issue36より

本稿では、間もなく発効するCSRDに照らして、ESG報告がどう発展していくかを探ります。CSRDの主な要件と対象企業の範囲、主要な節目を説明し、続いて、CSRDがEUサステナブルファイナンス戦略の現行の欠点にどう対処するかを分析します。また、これらの新たなESG報告要件に企業がどう対応できるか、それが企業全体にとっての利点という側面で何を意味するかを考察します。

要点

  • 2021年4月に採択されたCSRD案は、グローバルリーダーシップに向けたEUサステナブルファイナンス戦略の第一歩となるものです。
  • CSRDの狙いは、対象となる企業の範囲拡大、情報開示要件の標準化と義務化、非財務情報の第三者保証の義務化、開示情報のデジタル化です。
  • 次の段階:EU加盟国は、2023年初めの適用に向けて、2022年末までにCSRDに基づき国内法を整備することを期待されています。

 

【CSRDの主な要件、対象企業、今後の予定】

EUはCSRDで以下を提案しています。

  • NFRDから対象企業の範囲を広げる
  • 開示要件を標準化、義務化する
  • 非財務情報の第三者保証を義務化する
  • 開示情報をデジタル化する

 

>> 全文は、こちら(PDF)

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