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Q&Aでわかる KAM〈監査上の主要な検討事項〉の実務
定型文言が記載されたこれまでの監査報告書では、どのような監査が行われたかが十分に読み取れないため、この点が投資家など監査報告書の利用者の不満となっていました。したがって、「監査人が何に注力したか、メッセージを伝える」ことができれば、このような不満は解消され、利用者と企業との対話の糸口となることが期待されます。
このようなことから、わが国においても監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項、すなわち監査上の主要な検討事項(Key Audit Matters:KAM)を監査報告書に記載する制度が導入されています。
本書では、このKAMの実務に対応するために、監査人や被監査企業が直面するであろう主要な論点をQ&A形式で解説しています。監査の基準等の理論に関連したQ&Aに加え、実務に役立つように早期適用事例を取り上げたQ&Aを提供しています。また、監査人と被監査企業とのコミュニケーションをもとに記載事項が決定されるというKAMの特徴に鑑み、被監査企業の経営者、財務諸表作成担当者や監査役等の理解に資するよう心がけました。
書名 | Q&Aでわかる KAM〈監査上の主要な検討事項〉の実務 |
出版 | 株式会社 中央経済社 |
著者 | 有限責任監査法人トーマツ |
価格 | 本体2,600円+税 |
刊行 | 2021年7月 |
ISBN | 978-4-502-39051-7 |