モビリティX シリコンバレーで見えた2030年の自動車産業 DX、SXの誤解と本質 ブックマークが追加されました
出版物
モビリティX シリコンバレーで見えた2030年の自動車産業 DX、SXの誤解と本質
デロイト トーマツ グループ 市販の書籍
米国のテックジャイアントによる破壊的なイノベーションを現地で体感してきた日本人の有志組織「シリコンバレーD-Lab」メンバー(デロイト トーマツ ベンチャーサポート COO木村将之が参画)が繰り出す、日本企業がグローバル市場で勝ち抜くための必読書。新しい顧客体験を創造し続けるUberから、ロボタクシーで先行するゼネラルモーターズ(クルーズ)やGoogle(ウェイモ)、EV×エネルギーでモビリティXの世界観を先駆けるテスラ、強いECを背景に「モノの移動」を制するAmazonが狙うモビリティ産業のゲームチェンジまで、シリコンバレーだからこそ見えてきた自動車産業の未来を徹底解説する。
すべての産業で喫緊の課題となっているDX、SX(サステナビリティートランスフォーメーション)の「誤解」をひも解き、その本質を捉えた次の一手としてモビリティX時代に求められる4つのアプローチと、世界で日本企業らしく戦うための4つの切り口を提示する。
【目次】
序章 モビリティ産業を襲うDX、SXの荒波
Chapter 1 DXの誤解と本質 ~顧客体験から目をそらすな~
1 シリコンバレーで感じた「日本」のはがゆさ
2 「移動の価値」を再定義するウーバー
3 モビリティの体験価値を根本から変えたテスラ
Chapter 2 「CASE」の先にあるビジネスモデル変革
1 自動車業界でこれから起こる「価値の移動」
2 新たなビジネスモデルに挑戦するGMに学ぶ
3 グーグルも狙う「ロボタクシー」という新市場
Chapter 3 SXの誤解と本質 ~新しい企業価値のつくり方~
1 もはや不可逆な「脱炭素」という新潮流
2 変わる消費者、SX時代に愛される体験価値
3 世界の自動車メーカーは脱炭素にどう向き合うのか
4 モビリティ領域の覇権狙うエネルギー産業という「伏兵」
Chapter 4 「モビリティX」の先駆け、テスラの全貌
1 なぜテスラは「EVの覇者」になれたのか
2 テスラの“本命”がエネルギー産業である理由
3 異業種融合を進めるテスラの脅威とビジネスインパクト
Chapter 5 アマゾンが狙うモビリティ産業のゲームチェンジ
1 アマゾンから学ぶ「顧客体験価値」のつくり方
2 「モノの移動」を制すアマゾンのモビリティ戦略
3 「強い物流」をテコにヘルスケア業界も飲み込む
【Column】脱炭素化も業界をリードするアマゾン
Chapter 6 モビリティ産業の未来と日本の戦い方
1 モビリティX時代に求められる4つのアプローチ
① 「デザイン思考」「データドリブン」による体験価値創出
② 顧客の価値観の変化に寄り添うサステナビリティー変革
③ 中長期視点による「要素クロス」アプローチ
ファンクション産業と融合した新たな価値創出
2 グローバル市場で日本企業らしく戦うための秘訣
① 強みの製造品質を生かしてオペレーションコスト低減で勝つ
② 協調による異業種融合で日本流のモビリティXを
③ 高齢化社会をチャンスに変えて分散化時代の主権を狙う
④ グローバルなルール作りに入り込み、戦略的に迎え撃つ
3 シリコンバレーで学んだ企業を越えた個人連携の必要性
おわりに 「できない理由」はない。未来を切り開く日本へ「原点回帰」せよ
書名 | モビリティX シリコンバレーで見えた2030年の自動車産業 DX、SXの誤解と本質 |
出版 | 日経BP |
著者 | 木村将之、森 俊彦、下田裕和 |
価格 | 本体1,980円(税込) |
刊行 | 2022年12月 |
ISBN | 978-4296201204 |