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非財務リスク管理の実務―リスク管理の「質」を高める

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バーゼルIII改革がほぼ一巡し、「第1の柱」の見直しに目途がついたことで、これからのリスク管理の重点は、「第2の柱」に向かうと考えられます。「第2の柱」は、定量的手法で捉えきれない分野のリスクをカバーする領域であり、非財務リスク管理は今後の重点分野となると考えられます。非財務リスク管理の究極的な目的は、顧客、株主、従業員等ステークホルダー全般の不利益の最小化、すなわち、「質」(効用)の最大化です。広範な領域をカバーする非財務リスク管理において、リスク管理の「質」を高めるためには、それぞれのリスクカテゴリーで様々な方法が考えられ、金融業界の中でも定まった方法が確立されていません。本書は、各分野の専門家がリスク管理実務者に向けて丁寧に解説した構成となっており、日ごろ、非財務リスク管理の管理手法で悩む実務者の方に必ず何がしかのソリューションをご提供できる内容となっています。

バーゼルIIIの先のリスク管理に向けて、デロイト トーマツ グループの知識を結集して、「コンプライアンス・リスク」、「コンダクト・リスク」、「サードパーティー・リスク」、「サイバーリスク」、「AI導入による業務高度化推進リスク」、「新型コロナ等のパンデミックリスク」等非財務リスク管理への対応・解決方法のエッセンスを凝縮した1冊となっています。

 
書名  非財務リスク管理の実務-リスク管理の「質」を高める
出版  一般社団法人 金融財政事情研究会
著者 有限責任監査法人トーマツ
執筆者代表: 森 滋彦
価格 本体2,300円+税
発売日
2020年11月
ISBN
978-4-322-13575-6

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