実現可能な水素エコノミーを創造する“Future of Energy”の観点で ブックマークが追加されました
ナレッジ
実現可能な水素エコノミーを創造する“Future of Energy”の観点で
実現可能な水素社会とは?水素市場や企業視点での見解など
資源/エネルギー業界向けNewsletter「Quest」Vol.5
実現可能な水素エコノミーを創造する“Future of Energy”の観点で
再生可能エネルギー導入促進や工業熱の脱炭素化を実現するには、水素の利活用が鍵となります。日本国内でも、水素・アンモニアの大規模供給網構築に向けた政府支援の枠組み検討が開始され、社会実装に向けた動きが活発化しています。
本レポートは、2021年に欧州で発行された水素に関するThought Leadershipの和訳版です。水素の概要や欧州での取り組み事例等を通して、水素の社会実装に向けて、どのような課題や機会が存在するか、又、本テーマに対して、政府や民間企業がどのように取り組むべきか等について、エネルギー転換の観点で提言しています。
尚、本レポートは、Deloitte Development LLPが発行した「Creating a viable hydrogen economy -A Future of Energy point of view on hydrogen -」を和訳したものです。原著は以下リンクよりご確認いただけます。https://www2.deloitte.com/nl/nl/pages/energy-resources-industrials/articles/creating-a-viable-hydrogen-economy.html
(プロセスユニットニュースレター「Quest」Vol.5 2022年5月発行)
【目次】
1.はじめに
CO2排出量の削減を目指し、世界のエネルギーミックスは、化石燃料から再生可能エネルギーへ転換しつつある。しかし、転換の程度や速さは、世界のダイナミクスや気候変動に対する社会の対応に大部分が依存している。この2つの不確定要素を元にした分岐により、デロイトの"Future of Energy"シナリオが策定された。ここ10年間でエネルギーシステムの電化への投資が進展した結果、太陽光と風力のコスト競争力が高まり、エネルギー消費量における電化率が向上している。しかし、電化には制約があり、こうした領域において、水素がエネルギー使用の脱炭素化への代替手段になりうると注目されている。
2.水素需要‐セクターの概要
水素は、炭化水素に代わる工業用原料としての利用価値が高く、潜在的な競争力も高いと認識されている一方、既存の工業設備が大規模であることなどを背景に、新しい設備の更新・導入は緩やかに進んでいる。本稿では各セクターの概要を論じる。
3.水素供給‐技術の概要
水素の主要な3種類の生産方法を基に、技術の概要を論じる。
4.水素配送
水素の輸送方式や、コスト効率、貯蔵について論じる。
5.政策面の見解
世界各国の水素ポリシー、水素戦略などの政策面の見解から、水素市場創出のための手段のメリット・デメリットを見ていく。
6.企業面の見解
先行して取り組んでいる欧州企業の事例から、水素市場開発にあたってのオポチュニティと、各セクターが取るべき次のステップを論じる。
7.見解のまとめ
8.Thought leadership
9.問い合わせ先
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