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ビジネスモデル変革設計~実行(Emerging Business Model)
顧客に新しい価値を届けるため、ビジネスモデルとオペレーションをセットで変革する
企業がビジネスモデルを変革し新しい価値を顧客に生み出すためには、新たなビジネスモデルと共に、それを機能させるオペレーションを設計し、一体となった変革を推進することが必要です。ビジネスモデル変革を成功させ確実に収益につなげるためには、組織・機能・ケイパビリティ・ビジネスプロセスといった、新たな仕組みの全体像を策定することが重要となります。
ビジネスモデル変革を成果につなげる重要性
事業環境が急速に変化する中で競争力を維持するために、企業は事業戦略の再構築を迫られています。そして、実際に施策を打っています。既存事業の構造改革を断行しながら、新しいビジネスモデルの試行を始めています。全社横断のイノベーション創出部署を新設し、新しい事業/サービスを立ち上げ、事業モデルの転換に取り組んでいます。
しかしながら、こうしたビジネスモデル変革の活動に、自社のオペレーションや機能・ケイパビリティが追い付いていかないケースが数多くみられます。人材をはじめとした社内のリソースも、社内に充分に揃っているわけではありません。
ビジネスモデルの変革は、単に新たな戦略を描くだけではなく、それを実現するオペレーション/オペレーティングモデルを一体で設計し変革することで初めて、成果につなげることができます。
ビジネスモデル変革の検討アプローチ
ビジネスモデル変革を成果につなげるためには、4つのポイントを押さえることが重要となります。
デロイト トーマツ グループでは、自社で既に有する機能・ケイパビリティを活かしながらスムースに変革が進められるよう、トランスフォーメーションの全体像策定からオペレーションの変革実行までをトータルで支援しています。
(1) 提供価値の再定義
単に商品・サービスの売り方を変えるだけでは、新たな収益獲得にはつながりません。ビジネスモデル変革の意義は、顧客に対する提供価値を変化させ、顧客に新たな価値を届けることにあります。自社の有する機能・オペレーションの特徴や強みを踏まえ、顧客にどのような価値を新たに提供できるかを明確化していきます。
(2) 強化すべき機能・ケイパビリティの明確化
新たな価値を顧客に提供するために、どのような機能・ケイパビリティが新たに必要になるかを明らかにします。機能・ケイパビリティは、大きくは人材のスキルと、人材・オペレーションを動かす仕組み(制度・ルール、システム)に分解できます。『ケイパビリティマップ』と呼ばれるツール等を活用し、必要な機能や強化すべき機能を特定します。
(3) トランスフォーメーションプランの全体設計
変革を着実に実現するために、トランスフォーメーションプランの全体像を描きます。既存の組織・機能のどこを残し、どこを変革するかを具体化します。同時に、新たに構築すべき組織や強化する機能も具体化し、既存の組織・機能をどのようなやり方・どのような時間軸で新たな組織・機能に変化させていくか、トランスフォーメーションプランを設計します。
(4) バリューチェーン/ビジネスプロセスの再設計
新たな提供価値を顧客に届け、ビジネスを拡大していくための、バリューチェーンやビジネスプロセスの再設計を行います。バリューチェーン上のどのプロセスがオペレーションにおける価値提供の源泉になるのかを明確にした上で、生産性向上と収益拡大を両立させる、メリハリのあるビジネスプロセスを設計します。
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「機能と人材の変革マップ」によるビジネスモデル転換
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