サービス

Vext(ベクスト)とのアライアンス

テキストマイニングツール「VextMiner」導入で日本語分析の課題を解決し、言語処理・レコメンデーション分野でのAI活用を実現

AIを活用した未来型顧客接点を実現するためには、日本語解析ハードルを越える必要があります。高速・高精度のテキスト分析技術を有するテキストマイニングツール「VextMiner」がコンタクトセンターや接客におけるAI活用の実現と日本における言語処理・レコメンデーション分野でのAI活用の拡大をサポートします。

テキストマイニングツール「VextMiner」とは

「VextMiner」はテキストマイニング黎明期からこの分野で開発を行っている老舗ベンダー「ベクスト株式会社」が開発した、高速・高精度のテキスト分析技術をベースとする業務支援ソリューションです。様々なソリューションの中でも、「VextMiner」の特長は以下の2点で他社の製品と差別化されている点です。

① 文単位の分析 あるいは 文単位の相関分析
② 会話分析時の課題に対応した機能の搭載

VextMinerベクスト株式会社

 

「VextMiner」の特長① 文単位の分析

テキストマイニングソリューションは文章解析の方法により大きく3タイプに分けることができます。タイプ1は単語単位での分析(形態素解析)、タイプ2は単語+係受けを踏まえた分析(構文解析)そしてタイプ3は文単位の相関分析(関連語解析)です。「VextMiner」はタイプ3の方法による解析が可能であるため、単語や言い回しが異なっていても文章の意味が近ければ類似文として抽出が可能であるため、より精度の高いテキストマイニングが可能です。

「VextMiner」の特長② 会話分析時の課題に対応した機能の搭載

会話データの分析では文章データの分析にはない特有の課題が存在します。

例えば、文章表現では出てこない、「お世話になっております」や「えーっと」「そのー」等の分析には関係のない不要語を、表現の揺らぎも含めて削除する必要があります。

また、会話は複数の話題の流れで構成されているので、分析を行うためには話題単位に自動的に分割し、文脈を可視化することが求められます。

「VextMiner」では不要語の一括削除、およびセグメント抽出(話題分割)、文脈分析の機能を搭載しているため、より効率的で精度の高い会話データの分析が可能になっています。

このように「VextMiner」はより精度の高い文章、会話データ双方の分析を可能にしています。

 

「VextMiner」の分析ステップ

また「VextMiner」は分析ステップについても以下の4つの段階にわかりやすく体系化されているため、多機能ながら使いやすいソリューションとなっています。

ステップ1:全体像の把握

クラスタリングで自動分類を行い自社への顧客からの問合せ内容の全体感を確認する。
(必要があれば意味のある分類になるようにユーザーが分割と結合を行う)

ステップ2:分類体系の構築

ステップ1の分類の結果を確認後、問合せ内容のカテゴライズ条件の詳細を決定する。

ステップ3:顧客属性とのクロス分析

各分類ルールに基づいたグラフ化や付与属性とのクロス分析等を行う。

ステップ4:特定テーマと少数意見の深掘り

特定テーマの詳細分析や埋もれがちな少数の特徴的意見の発見を行う。

これらのステップに踏むことによりユーザーは膨大なテキストデータを効率よく分類・分析することが可能になり、その後の課題発見や施策の立案を行うことができます。
 

デロイト トーマツの「VextMiner」導入支援サービス

デロイト トーマツでは次の方法で「VextMiner」の導入支援を行っています

① 2か月間のPOC利用およびデロイト トーマツによる運用支援
② 1年間のライセンス利用

テキストマイニングのインフラや経験がない企業には①の導入方法をお勧めします。①の導入方法のメリットは主に以下の4点です

A): 分析精度:分析スキルを保有するデロイト トーマツのプロフェッショナルが分析を行うことで高い精度での分析結果が期待できます

B): 期間:分析スキルを保有するデロイトトーマツのプロフェッショナルが迅速に分析~スキル移管・運用支援を行うことで、2か月という短期間でPoC実施及び本格導入を完了させることができます

C): 担当者の育成:デロイト トーマツで蓄積したノウハウを活用した研修により高精度な分析スキルを持った社内人材を整備が可能になります

D): コスト:スキル移管や本格導入判断を短期間で行えることで、スキル習得、本格導入判断を自社のみで行った場合と比較して、無駄な工数・コストを削減できます。

これらのメリットからからテキストマイニングの活用経験がない企業が導入を進める場合は特にデロイトトーマツが運用支援を行うことによりその効果を最大化できる①の方法をお勧めしますが、②に比較してPoC支援に関するコストが必要になるため、詳細はデロイト トーマツの担当までお問合せください。

プロフェッショナル

住川 誠史/Seishi Sumikawa

住川 誠史/Seishi Sumikawa

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員 Customer Strategy Operation Unit Leader

複数のコンサルティングファームを経て現職。保険、電機・通信、エネルギー業界を中心に約20年にわたり一貫してCRM関連のコンサルティング業務に従事。「カスタマーエクスペリエンス」を専門領域とし、CX戦略策定、顧客ロイヤルティ向上、顧客接点トランスフォーメーション等のプロジェクトを多数推進。特にコンタクトセンター領域について深い知見や豊富な実績を有する。 関連するサービス・インダストリー ・カスタマー... さらに見る