サービス

物流ネットワーク&コスト最適化

海外市場での展開を加速させ、アジア等の新興国を中心とした需要に対応するため、国をまたがる、クロスボーダーM&Aが増加しています。合併、買収企業間での、重複した物流拠点、物流ネットワークの見直しを行うことで、物流機能の迅速な統合による、統合シナジー効果創出が求められます。

物流統合アセスメントの実施

物流統合アセスメントでは、デロイト トーマツ グループがグローバルで物流領域の業務改革で培ったナレッジ、ツールを活かし、物流統合のシナリオを設定し、現状の物流コストに対する効果と業務プロセスの実現性を検証します。物流機能統合における取り組むべき改革ポイントを短期間で明らかにして、物流統合シナリオを策定することを目的としています。

アセスメント対象
現状の各社の生産拠点から販売チャネルまでの物流ネットワークで発生する物流コストに対して、設定した統合シナリオでの統合シナジー効果を算定・評価し、在庫、サービスレベル、業務プロセスの観点で実現性を検証します。

主なアウトプット
・現状の物流ネットワークにおけるコスト構造分析結果
・各物流拠点の現状パフォーマンスと要求パフォーマンスの整理結果
※パフォーマンス:入荷能力、出荷能力、保管能力(倉庫キャパシティ)
※要求パフォーマンスは、将来のビジネス成長率などを考慮し規定します
・統合後目指すべき物流ネットワークのシナリオオプションと各オプションの評価結果
・統合シナリオの物流コストシナジー効果と統合シナリオ実行に必要な投資額
・統合シナリオの実行計画と課題に対する施策一覧

物流統合アセスメントとは?

物流統合アセスメントにより、取り組むべき改革シナリオの物流コストシナジー効果算定と実現性検証を実施し、物流統合シナリオの方向性を短期間(最短1ヶ月~4ヶ月)で策定いたします。

※統合規模、必要情報の整理状況に応じて、本アセスメント実施期間を設定します

 

STEP1: 各社物流ネットワーク全体像の現状を知る

過去の実績データや関連部門へのインタビューにより、各社の現状の物流ネットワーク及び物流コスト構造を明らかにします。

 

STEP2: 検証すべきシナリオ・前提条件を設定する

STEP1の現状分析結果を踏まえて、仮説に基づく検証すべき物流統合シナリオオプションを設定します。シナリオを設定する際、各事業戦略、事業別将来販売目標、物流戦略等の戦略情報、及び、現状の要求リードタイム、ビジネス慣習、運用等の制約条件・前提条件を考慮します。

 

STEP3: 物流コストシナジー効果シミュレーションと実現性を検証する

STEP2で設定した物流統合シナリオの各オプションに対して、物流コストシナジー効果のシミュレーションを行います。また、既存のサービスレベル、ビジネス慣習、全社在庫、運用などの影響を考慮し、実現性検証と課題整理を行います。

 

STEP4: 物流統合の改革シナリオを決定する

STEP3の物流コストシナジー効果のシミュレーション結果と実現性の検証を踏まえて、実行すべき改革シナリオを決定します。

 

さらに、物流統合アセスメントにより得られた結果をベースに、課題・施策の詳細化を行い、優先順位付けをした後、改革のロードマップを策定します。

プロフェッショナル

金澤 透/Toru Kanazawa

金澤 透/Toru Kanazawa

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役副社長

製造業を中心に戦略立案からオペレーション変革の実行を多数手掛け、end to endのトランスフォーメーションを遂行する経験を有している。 アジアパシフィック地域のサプライチェーンチームもリードしており、クロスボーダーの改革にも強みを持つ。 2019年6月よりデロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役副社長(現職)。 >> オンラインフォームよりお問い合わせ... さらに見る

藤岡 稔大/Toshihiro Fujioka

藤岡 稔大/Toshihiro Fujioka

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員|デロイト トーマツ ノード合同会社 代表職務執行者社長

外資系ERPベンダーから、大手コンサルティング会社を経て現職。一貫してSCM、生産管理領域の業務/組織/システム設計に従事。グローバル需給調整プロセス、S&OPの構築プロジェクトの経験が豊富であり、グローバルかつ大規模プロジェクトのマネジメントに強みを持つ。 関連サービス ・ サプライチェーンマネジメント(SCM)(ナレッジ・サービス一覧はこちら) >> オンラインフォームよりお問い合わせ... さらに見る