サービス

再生可能エネルギー/水素等の政策・事業戦略策定支援

再生可能エネルギー、水素等の次世代エネルギーインフラに関する政策および事業戦略策定をご支援します。最先端のエネルギーシミュレーション技術を活用し、定量的に将来のエネルギー像を見据えたうえで、クライアントの戦略構築を行います。

再生可能エネルギー大量導入に向け、エネルギーインフラの刷新が必要

太陽光発電、風力発電を始めとした再生可能エネルギー(以下、再エネ)が世界的に急速に拡大しています。再エネは温室効果ガス排出削減に大きく貢献できるうえ、その発電コストが大きく下がってきているためです。

ただし、再エネは気象条件により発電量が変動するため、広域的な基幹送電網や蓄電システムなどの新たなインフラを官民一体となって検討していく必要があります。

現在我が国は、エネルギーインフラ変革の岐路に立っています。この変革を「政策」と「ビジネス」の双方から推進していくことが、我が国のエネルギー安定供給と、エネルギー産業発展の成否にかかわっていくといっても過言ではないでしょう。

政府はエネルギー基本計画において、再エネの主力電源化に向けて、次世代送電網・蓄電池・水素などの次世代エネルギーインフラの再構築を加速していくこととしています。
企業は、このようなエネルギーインフラの再構築を事業機会と捉え、ビジネス戦略、組織体制、技術開発の変革を進めていく必要があります。

そこで、デロイト トーマツ グループは、再エネ、水素など革新的なエネルギーインフラの専門家を結集した次世代エネルギチームを組成し、クライアントの課題解決を官民双方から支援します。

次世代エネルギーインフラとしての水素の重要性

水素社会とは、「水素をあらゆる場面で利活用していく社会」を意味していますが、エネルギーの100%を水素で賄うものではありません。

あくまで、主役は再エネであり、再エネをエネルギー需要がある場所、時間、場面に柔軟に運び届ける「名脇役」として活躍するのが水素です。

なぜ再エネには脇役が必要なのでしょうか。それは、再エネの多くが天候・立地等に発電量が左右され、エネルギー需要に合わせてエネルギー貯蔵・運搬が必要だからです。水素はその役割を担うエネルギーキャリアとして不可欠と考えます。

エネルギー調整能力が高い低炭素社会システムにおける水素の役割
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未来のエネルギー像を提示するエネルギーシミュレーションモデル

次世代エネルギーチームでは、国際エネルギー機関(IEA)の提供するシミュレーション開発環境TIMES (The Integrated MARKAL-EFOM System)を活用したエネルギーシミュレーションモデル(日本版)を開発しました。(詳細は添付資料参照)

本モデルを活用することで、将来のエネルギー社会像を定量的に予測することが可能となり、再エネや水素の需要やコストを定量的に把握でき、政府や企業のエネルギー戦略をより具体的・定量的に策定することができるようになります。

業界ごとのシミュレーションモデル活用例
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次世代エネルギーチームの提供サービス

再生可能エネルギー

  • 官公庁のエネルギー政策立案
  • 再生可能エネルギー事業戦略の策定
  • マクロ市場、制度、産業調査
  • 官民連携支援(実証事業、技術開発)
  • 新興国への再エネ事業展開の支援
  • 再エネ電力調達(RE100対応)
  • 気候変動ファイナンス
  • 洋上風力発電事業への応札支援

水素エネルギー

  • 水素・燃料電池技術調査
  • 水素エネルギーの事業性評価
  • 水素エネルギー政策立案
  • 水素のライフサイクルアセスメント支援
  • 官民連携支援(実証事業、技術開発)
  • マクロ市場環境調査
  • 制度・企業・産業調査

エネルギーシミュレーション/スマートモビリティ 

  • 将来電源構成・発電コスト予測
  • 将来の環境価値需要予測
  • 地域BCP検討支援
  • 地域別メリットオーダー予測・分析
  • 次世代自動車(EV/FCV)の将来需要予測
  • スマートシティ/スマートモビリティ計画立案

情報発信活動

  • 再生可能エネルギー、水素に関する講演・研究開発
    最近の講演実績はこちら
  • エネルギー、モビリティに関する統計モデルの共同開発

次世代エネルギーチーム リーダーシップ

統括
 パートナー 庵原 一水

再生可能エネルギー領域
 アソシエイトディレクター 加藤 健太郎

シミュレーションモデル開発・実施
 シニアスペシャリストリード 濱崎 博

水素エネルギー領域
 シニアマネジャー 越智 崇充

プロフェッショナル

庵原 一水/Issui Ihara

庵原 一水/Issui Ihara

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員 | 一般財団法人デロイト トーマツ ウェルビーイング財団 理事

建設コンサルタント、総合シンクタンクを経て現職。エネルギー・地球温暖化対策を中心とする環境分野のコンサルティングに25年間従事。中央省庁の政策立案・実行支援から企業の戦略立案・R&D支援等を幅広く手掛けており、官民双方の立場からの政策実現に取り組む。特に、再エネ・省エネ技術に関する高度な専門的知見を有しており、国内外の最新のビジネス・政策動向を踏まえた政策/戦略立案、エネルギーシミュレーションに基... さらに見る