より強い組織として台頭するために 持続可能でレジリエントなサプライチェーンの管理 サードパーティリスクマネジメント(TPRM)に関するサーベイ結果2022 DOWNLOAD THE REPORT
私たちの最新の調査では、組織がより持続可能でレジリエントなサプライチェーンに焦点を当てるにつれて、拡張エンタープライズ(extended enterprise)においてESGへの意識や焦点が高まっていることが示されています。
2022年の主要テーマ 組織はサードパーティのESGリスクの優先順位付けを行うための正式な体制を整える必要があります ビジネス上の責任や社会的な目的は、総合的な事業戦略の重要な要素です。これは、拡張エンタープライズにおいてESGへの意識や焦点の水準が大幅に高まっていることによって示されています。しかし、多くの組織では、拡張エンタープライズのESGリスクを評価または優先順位付けするための正式な体制が整っておらず、利用可能な社内外のデータを信頼していません。 ESGへの意識
レジリエンスは重要なサードパーティを管理する上で重要な考慮事項です 世界的なパンデミックやウクライナ侵攻などの最近の出来事は、サードパーティに起因する障害がもたらす大きな戦略的影響と、リスクがいかに早く発生するかを浮き彫りにしています。組織は、サプライチェーンと重要なサードパーティのレジリエンスを向上させる必要があることを認識しています。レジリエンスを高める方法の1つとして、特定のサードパーティへの集中を減らすことが挙げられます。しかし、多くの組織は、より徹底的な監視を行うために、ごく少数のCSPと協力することを選択しています。 総合的なアプローチによるサードパーティマネジメントが効率性を引き出します 組織は、効率性、費用対効果、意思決定の観点から、サードパーティとの関係を管理する方法を段階的に改善してきました。これらの組織では、縦割りの機能構造や分散型システムが足かせになっており、より全体的で総合的なアプローチを開発することを望んでいます。リスクマネジメントと法的および契約管理プロセスの整合性を高めることは、完全に統合されたサードパーティマネジメントへの道のりにおける重要なマイルストーンとなります。 マネージドサービスソリューションの需要増加 マネージドサービスソリューションは、より包括的でカスタマイズされたエンドツーエンドのインサイトドリブンなサービスを提供するために急速に進化しています。外部からの支援は、多くの場合、好結果をもたらすターゲット運用モデルの作成と、日常的なTPRM活動の効果的な実行に貢献します。しかし、組織は、コスト管理と、市場の混乱に対応するために必要なスピードやアジリティのバランスを取る必要性に直面することがよくあります。 パンデミックに牽引された変革 パンデミック後、リーダーシップが重点化され、サードパーティリスクマネジメント(TPRM)への投資が増加傾向にあり、革新的な変化が推進されていることが示されています。このような変化は、よりスマートなサードパーティのセグメント化、セルサイドのサードパーティの重点化、効率性向上とコスト削減を実現する統合テクノロジーソリューションに特徴付けられます。しかし、組織は、重層下請関係全体で、地政学や気候変動などの新しいリスク領域からの課題に直面しています。 組織が最も脆弱性を抱えていると考えているリスク領域には以下のものがあります。 もっと知りたい場合は TPRMのその他の最新動向については、本レポートをご覧ください。 DOWNLOAD REPORT お問い合わせ 2022年に実施したTPRMに関するサーベイの結果と、それがあなたの組織の状況とどのように関連しているかについては、当法人の専門家にお問い合わせください。

仁木 一彦/Kazuhiko Niki

パートナー

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菊永 ブルース/Bruce Kikunaga

パートナー

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中山 崇/Takashi Nakayama

マネージングディレクター

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TPRM へのアプローチに関して、私たちが組織を支援する方法をご紹介します。 過去のサードパーティリスクマネジメント(TPRM)に関するサーベイ結果 サードパーティリスクマネジメントに関するサーベイ結果2021
Gaining ground
デロイトの第6回サードパーティリスクマネジメント(TPRM)に関する年次サーベイによると、パンデミックの影響で多くの組織がTPRMへのアプローチとしてデジタル化を進めました。
サードパーティーリスクマネジメントに関するサーベイ結果2020
Be responsible and effective
デロイトの第5回年次サードパーティーリスクマネジメント(TPRM)に関するサーベイ結果によると、企業がTPRMに投資する主な理由は、サプライチェーン全体の環境問題や社会問題を効果的に管理する責任ある事業でありたいという願望にあります。これは5年ぶりのことです。
サードパーティーリスクマネジメントに関するサーベイ結果2019
All together now
デロイトの第4回年次サードパーティーリスクマネジメント(TPRM)に関するサーベイ結果によると、ほとんどの組織において、成熟しつつあるTPRMプラクティスが再注目されています。この背景には、TPRMへの投資不足が認識されていることと、不確実な経済環境に対する不信感があると考えられます。
サードパーティーリスクマネジメント調査2018
競争優位への注力
デロイトの第3回年次サードパーティーリスクマネジメント(TPRM)に関するサーベイ結果は、TPRMのビジネスケースと投資に重点を置き、TPRMフレームワークの成熟度の向上を把握することを目的としています。
サードパーティーリスクマネジメントに関するサーベイ結果2017
脅威と不確実性の克服(英語ページ)
デロイトの第2回年次サードパーティーリスクマネジメント(TPRM)に関するサーベイ結果は、急速に変化する環境において、拡大企業のマネジメントおよび関連するリスクにまたがる多くの問題を対象としています。
サードパーティーリスクマネジメントに関するサーベイ結果2016
脅威の現実(英語PDF)
調査結果によると、組織によるサードパーティーリスクマネジメント(TPRM)への投資は年々増加しており、組織はTPRMのプロセスとフレームワークを実装または改良しています。