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アジャイル型内部監査:内部監査部門のパフォーマンスと価値の向上

ステークホルダーとの連携を強化し、タイムリーにリスクに関する洞察を発信するための内部監査の革新

需要の増加とリソースの減少を踏まえ、内部監査チームが機能を維持するにはどうすれば良いでしょうか。その問いにはデロイトのアジャイル型内部監査手法が解決策になるかもしれません。本稿では、アジャイル型内部監査の基本、内部監査部門における導入方法について説明しています。

本来、アジャイルとはソフトウェア開発手法のひとつで、品質を向上させつつ、納品までの時間とコストの削減を目指すものです。アジャイルの主な特徴には、短い反復期間(イタレーション)で検証済みの製品を納品する、各イタレーションにおいて内部カスタマーを巻き込み要件を明確にする、などが挙げられます。

本ページおよびレポート本体は、デロイトUSで発表されたこちらのページを翻訳したものです。

アジャイル型内部監査を理解する(第1部)

アジャイル型内部監査は、内部監査部門がステークホルダーのニーズに焦点を合わせ、監査サイクルを短縮して、タイムリーに洞察を提供し、無駄な努力を減らし、ドキュメンテーションを削減することを可能にします。

アジャイル型内部監査では、内部監査人とステークホルダーが、あらかじめ監査あるいはプロジェクトにより達成されるべき価値を決定することが容易になります。どのようなレベルのアシュアランスが必要なのか、もっとも懸念すべきリスクは何か、これらを検討した上で、監査あるいはプロジェクトが、それらの価値の達成を目指すのです。

本レポートでは、内部監査部門がアジャイル原則を適用する方法をご紹介します。

 

アジャイル型内部監査 第1部:アジャイル型内部監査を理解する

アジャイル型内部監査を実践する(第2部)

アジャイル型内部監査の導入時には以下のことを行います。

・特定のアジャイル型手法に的を絞る
・組織の目的と企業文化に応じて変更を加える
・自らに適合したアプローチを導入する

上記について適切に対応しない場合、実際にはアジャイル型内部監査を実践していないのに実践しているつもりになってしまいます。その結果、内部監査がアジャイル型内部監査の恩恵を得られない可能性があるばかりか、目標としている恩恵を達成できないとしてこの手法を非難することになりかねません。

本レポートでは、クライアントと協働してアジャイル型内部監査を導入した経験から得られた見解について考察します。

アジャイル型内部監査 第2部:アジャイル型内部監査を実践する

内部監査にアジャイル型手法を取り入れてみてはいかがでしょう

ソフトウェア開発に端を発するアジャイル型手法は、様々なビジネスの場で効果を発揮してきました。アジャイル型内部監査では、内部監査人の考え方と業務プロセスの両方を変革するためにはお手段をもたらします。

上述のとおり、アジャイル型内部監査は内部監査部門とステークホルダーのための変革の手法として高いレベルで機能します。これは極めて重要です。内部監査人の業務は、あらゆる業務と部署に関連していて、結果として企業の業績と価値にも影響を及ぼすからです。ある機能だけを変更しようとする一方的な取り組みは、大抵うまくいきません。

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