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調査レポート
2020 Global Technology Leadership Study
キネティックリーダー ~組織の大胆な変革を先導する~
過去に例を見ない不確実な状況を前にして、ビジネスはレジリエントかつアジャイルで未来志向のテクノロジーリーダーを強く求めている。同時に、現在の市場、経済と社会動向は漸進的改善ではなく大規模な変革の必要性を示しており、その推進においてはテクノロジーリーダーがもっとも適任である。
不確実性が高い状況においては、その中でも意味のある変革を先導できる、野心的で先見性のあるキネティックリーダーが求められる。
デロイトの2020 Global Technology Leadership Studyでは、1,300人のビジネスおよびテクノロジーリーダーへのインタビューやアンケート結果に基づき、競合に先行するテクノロジー先駆者の強さの理由と、キネティックリーダーがテクノロジーの枠を超えて組織に影響を及ぼす方法についてのインサイトを提供する。
2020 Global Technology Leadership Study翻訳版〔PDF, 3.4MB〕
主な調査結果と日本企業の傾向
- テクノロジー戦略・ビジョン、市場ポジション、IT部門のデジタルテクノロジー準備レベルの3つの観点において他社に先行するテクノロジー先駆者はグローバル企業の11.6%、日本企業の8.6%を占める
- テクノロジー先駆者の多くは経営課題としてイノベーション、顧客、成長を重視し、変革の主目的を新規ビジネスモデルの実行と考えるが、日本企業を含む平均的組織では変革の主目的を業務モデルの見直しだとする回答がもっとも多い
- テクノロジー先駆者のIT部門の67%は、顧客のエクスペリエンスやエンゲージメントの形成に対する貢献度が極めて高いが、日本企業のIT部門では6%にとどまる
- テクノロジー先駆者は経営層によるテクノロジー理解やテクノロジー課題への関与度が高い組織が8割を占めるが、日本企業では平均的組織よりも低く、半数に満たない
- テクノロジー先駆者では、テクノロジーリーダーがビジネス戦略の策定においてビジョナリーの役割を果たすが、多くの平均的企業や日本企業では、アドバイザーの役割にとどまる
- テクノロジー先駆者の多くがアジャイル手法を幅広く実践しており、42%はビジネスも含めた全社的なアプローチとして採用している。平均的組織でも一定程度採用は進んでいるが、日本企業ではアジャイル手法を26%以上の領域で採用している企業は1割に満たず、効果を創出できたのは4割にとどまる
>> グローバル版(Deloitte Insights:英語)はこちら <<
2020 Global Technology Leadership Study
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