森林保全ボランティア「トーマツの森2023秋」を実施 ブックマークが追加されました
2023年10月18日(水)、デロイト トーマツ グループ社員・職員とその家族を含め約47名(子ども3名含む)が群馬県高崎市吉井町にある「トーマツの森」を訪れ、森林整備作業およびアトラクションを楽しみました。
吉井町におけるトーマツの森の活動は2009年よりスタートし、森林保全を目的に継続的に実施しています。
「ほらほら詰めて詰めて、集合写真におさまるかな ?!」
デロイト トーマツ グループは、地域社会で果たすべき役割、責務とは何かを考え、日本各地で活動を展開しています。森の再生や循環に役立ち、豊かな自然を次世代に残す一助となるよう、間伐や下草刈りなどを実施しており、各地域にその他森林保全の活動が広がっています。
開催当日はまるで夏のような気候となり、晴天のもとで活動することが出来ました。47人の参加メンバーが、初めて会う人、顔なじみの人と一緒に活動することを心待ちにしながら、4年ぶりに集合しました。開会式では山主の等松直夫氏、群馬県の西部環境森林事務所の方、毎回「トーマツの森」の活動の指導をお願いしているNPO法人フォレストぐんま21(FG21)の方からご挨拶の言葉を頂きました。山主の等松直夫氏は有限責任監査法人トーマツの創始者である等松 農夫蔵氏のご親戚にあたる方です。有限責任監査法人トーマツが40周年を迎えたのを機に創業者ゆかりの吉井町で始めた森林整備活動は、今年で15年目となります。
FG21の方の先導で準備体操をしたあと、竹の間伐の手順や注意事項のレクチャーを受け、5つの班に別れて、いざ山へと足を運びました。
大勢のメンバーが等松さんの声に耳を傾けています
作業エリアでは5つの班に分かれて、班ごとにFG21メンバーにご指導いただきながら、それぞれの持ち場で約2時間の作業に取り組みました。急斜面に竹が密集して生えている竹林で、大きく成長した竹の伐採作業を行いました。複数人で力を合わせてノコギリで地上1メートル程の高さで竹を切り倒し、平地まで運び、チッパー機に次々に投入。太くて重い竹が細かく粉砕され、あっという間に竹の粉が山になっていきます。自然に枯れた竹や木も回収し、次々とチッパー機に入れてはその繰り返しで、辺り一面は竹の粉でいっぱいになっていました。来年の夏、竹の粉の山の中にカブトムシが卵を産み付けて、幼虫がたくさん育つそうです。本格的な間伐作業で汗を流した参加者からは、「自然と触れ合う、貴重な体験が出来て良かった」「普段お仕事でかかわることのない方と、地域貢献を通して一緒に活動できてとてもいい時間を過ごせました」「普段はオフィスワークのため、緑に囲まれながら秋晴れのもと体を動かすことはとても爽快な気分でした」「また次回も参加したい」とたくさんの感謝の声がありました。
間伐した竹をチッパー機に投入し、粉砕していきます
子ども達も普段味わえない自然の中、積極的に竹の間伐を行いました。切り倒した竹を細かく切ったり、枯れた竹を回収してせっせと運んだりしました。のこぎりで切る作業は初めてなので、ワクワクドキドキしていました。FG21の方々のご指導によりコツを掴み、都会ではなかなか行うことのできない里山ならではの体験を満喫していました。
子ども達も竹や木を集めたり運んだりせっせとお仕事
竹の間伐後は、お楽しみのサツマイモ掘りです。今年は日照りが多く、作物の心配があったとのことでしたが、春から山主の等松氏が丹精込めてサツマイモを育ててくださったおかげで、掘ってみると大きなサツマイモがゴロゴロ!!子どもも大人も懸命に掘り起こし、たくさんのサツマイモを袋いっぱい詰め込みます。あちらこちらで大きいサツマイモを見つけて、畑が歓声と笑顔で溢れかえっていました。
無我夢中でサツマイモ掘りに集中しています
閉会式では今回も事故なく活動を終えることができたことについて関係者の方々へ感謝の言葉を伝え、2023年秋の活動を無事に終えることが出来ました。「トーマツの森」は2009年の活動開始から15年目を迎え、活動当初から比べると里山も少しずつ変化を遂げてきています。参加者がその変化の過程を実感しつつ、「トーマツの森」をどのような里山として保全していくかについて、山主の等松氏やフォレストぐんま21の皆さんと相談しながら、今後も活動を継続していきます。
天候に恵まれ、それぞれが役割を果たし、安全に、良き一日を過ごせたことに感謝します。