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デロイトネットワークについて
デロイトネットワークは、総人員約45万7千人を擁する世界最大級のプロフェッショナルファームのグローバルネットワークであり、全世界150ヵ国以上に及ぶ国や地域で運営されている独立したファームの集合体です。デロイトネットワークは、これらの国・地域で活動するファームとイングランドおよびウェールズで設立された保証有限責任会社であるデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(デロイトグローバル)により構成されています。
デロイトグローバル
デロイトグローバルは、独立したファームが多国籍企業へのサービスを全世界で連携して行うために、出資を伴わない契約に基づくグローバルネットワーク(デロイトネットワーク)を構成する上で基盤となる組織です。デロイトグローバルがクライアントへのサービスを行うことはありません。デロイトグローバルにはガバナンス機能を担うDeloitte Global Board of Directors、グローバル戦略を策定するDeloitte Global Executive Committee、戦略を各国ファームの執行へとつなげるDeloitte Global Operating Committeeがあります。Deloitte Global Board of Directorsはガバナンスの要として、各国・地域のファームにおける適用法令の遵守と機能・組織の独立性を前提としながら、グローバル戦略の実行についてモニタリングおよびサポートを行う役割を有しています。デロイト トーマツ グループは、1975年にデロイトグローバルの前身のトウシュ ロス インターナショナルに加盟し、現在に至るまで約50年にわたり一貫した関係を築いています。現在、デロイトグローバルの経営への日本からの参画状況としては、当グループのパートナーで後述するデロイトAPのボード副議長でもある渡辺淳子がDeloitte Global Board of Directorsのメンバーを務めています。また、グループCEOの木村研一がDeloitte Global Executive Committeeにメンバーとして参加しています。
デロイト アジアパシフィック
デロイト アジアパシフィック リミテッド(デロイトAP)は、アジア太平洋地域でのデロイトのさまざまな専門領域における連携を目的に2018年9月にイングランドおよびウェールズで設立された保証有限責任会社です。とりわけ、メンバー※ のクライアントサービスの拡充、監査品質の一層の向上の促進を目指しています。デロイトAPのメンバーはそれぞれが法的に独立した別個の組織体であり、第三者との関係において相互に義務を課したり、拘束力を及ぼしたりすることはなく、従来からの経営体制を保持しつつ、同地域での連携を強化しています。Deloitte AP Boardがガバナンス機能を担い、AP Executive Team が域内での戦略を策定しており、各メンバーのCEOがAP Executive Teamに参加することで、戦略の連携を促進しています。デロイトAP自体は、クライアントに対するサービスは提供していません。
当グループのパートナーとしては、Deloitte AP Boardにおいて2022年6月から渡辺淳子が副議長を、永山晴子、福島和宏の2名がメンバーを務めています。また、AP Executive Teamにおいては、大久保伸夫、郷田英仁がそれぞれChief Growth Officer、Audit & Assuranceリーダーとして参画しているほか、グループCEOの木村研一もメンバーを務めています。
※:デロイト トーマツ合同会社およびその関係法人を含むデロイトAPのメンバーは、それぞれ法的に独立した別個の組織体であり、“連携+自治”の枠組みの下で運営されています。こうした枠組みにより、デロイトAPのメンバーは、それぞれの国・地域の規制環境やマーケットにおいて現地の法律や規制に準拠した運営の独立性を維持しながら、各専門領域での活動を展開する上において、デロイトAPを通じてもたらされる規模と一貫性による便益を享受することが可能になっています。なお、デロイトAPの各メンバーは、デロイトAPまたはデロイトAPの他メンバーのいずれにも所有されておりません。
(2023年12月発行)