‘生成AIによるイノベーションが切り開く未来’をテーマに「デロイト トーマツ イノベーション サミット 2024/アントレプレナーサミット・ジャパン」を開催しました。企業経営において生成AIをどのように実装すべきか、また、急速に重要性を増す人的資本とサステナビリティ経営がスタートアップの成長戦略、企業経営にどのような影響を与えるかについて、多面的な角度から最先端のインサイトを発信しました。
日本では少子高齢化社会の進展に伴い、物流や交通、建設、医療、農業など幅広い業界で人手不足が深刻化しています。時間外労働に上限規制を適用する「2024年問題」によって、さらに人手不足感が強まる恐れがあります。この問題に向き合うには、ロボティクス、オートメーション領域の最新テクノロジーの導入や生成AIの本格活用によって、デジタルトランスフォーメーション(DX)化をより一層推進することが不可欠です。これを実現するには、リスキリング(学び直し)を促し、技術革新をリードできる専門職・テクノロジー領域の人材を育成することも重要なテーマになってきます。政府は、こうした社会課題に取り組み、世界で活躍するスタートアップ企業の創出を支援しています。
このような環境を踏まえ、デロイト トーマツ グループでは、急成長するスタートアップ、今後の社会課題を解決するスタートアップを後押しすることを目的に、ピッチイベントや個別商談の場を提供するとともに、外部有識者・オピニオンリーダーをお招きしたイノベーションセッションを開催しました。また今年で、21回目を迎えた「Technology Fast 50 2023 Japan」では、日本国内のTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界の応募企業の中から、過去3決算期の売上高成長率をもとに上位50社を表彰。より多くの視聴者にお届けできるよう授賞式の様子をオンラインでも初配信しました。
※登壇者は氏名五十音順
※登壇者の所属、肩書等は開催日当日時点のものとなります。
デロイト トーマツ グループ CGO(Chief Growth Officer) 前田 善宏
生成AIが世の中のスタンダードになっていく中、それらを効果的に活用するためにはどう実装をしていけばよいのか、また、加速するAIの進化に伴い、社会やビジネスはどう変わり、そこにはどのような可能性があるのか、“人とソフトウエアの共進化”をビジョンに掲げる株式会社PKSHA Technology 代表取締役の上野山 勝也氏に事例を用いながら最新のインサイトをご講演いただきました。
株式会社 PKSHA Technology 代表取締役 上野山 勝也氏
グローバル規模にデジタル化が急速に進む現代社会において、AI技術はビジネス環境を大きく変えています。その最前線で活躍し、日本を代表する、国際的に革新的な競争力を維持するAI企業、シナモンAIのCEO平野氏をお招きし、日本のデジタル競争力の現状課題とそれを打破するための考え方についてAIがもたらすインパクトを中心にお話を伺いました。
シナモンAI 代表取締役 Co-CEO 平野 未来氏
<モデレーター>
デロイト トーマツ グループ合同会社 CIO Office ディレクター 清水 咲里
毎週木曜AM7時から開催している、ベンチャー企業と大企業の事業提携を生み出すことを目的としたピッチイベント「Morning Pitch」の、年に一度の特別版アワードイベント。2023年開催のMorning Pitch全42回、登壇ベンチャー209社から選ばれたファイナリスト7社のベンチャーのピッチにより、年間最優秀賞ベンチャーが決定!また、当日は参加オーディエンスの投票によって決まるオーディエンス賞のほか、ベンチャーとの協業に積極的な大企業を表彰するアワード「Morning Pitch 大企業イノベーションアワード」のランキングも発表されました。11回目となった本年度のSpecial Editionは、オンラインでも配信され、熱いピッチや受賞の様子を日本各地のオーディエンスにもお届けしました。
▼ファイナリストベンチャー(7社)▼
▼審査員▼
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社 共同創業パートナー 仮屋薗 聡一氏
グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本 安彦氏
KDDI株式会社 事業創造本部 副本部長 中馬 和彦氏
シブヤスタートアップス株式会社 代表取締役社長 渡部 志保氏
株式会社Yokogushist 代表取締役 伊能 美和子氏
京都フュージョニアリング株式会社 共同創業者 兼 代表取締役会長 長尾 昂氏
※前回最優秀賞ベンチャー審査員枠※
人的資本経営は、日本型人事管理モデルに対する高度化の視点で語られることが多くありますが、スタートアップにおける意味では異なる視点も存在するのではないでしょうか。そうした切り口から、最近では、投資家が長期的な企業価値を判断する際に、人材戦略を重視する流れが生まれており、ESG投資の観点からも必要性が高まっています。
創業期には同質性の高いメンバーで構成されることが多いスタートアップにおいて、成長を実現するために必要性な多様性とは、スタートアップ企業に求められるサステナブル経営とは何か。持続的に成長するために必要な視点・仕組みとは何かを中心に、スタートアップの視点から人的資本経営についての考察が議論されました。
Unipos株式会社 代表取締役社長 CEO 田中 弦氏
株式会社ニューラル 代表取締役 CEO / 信州大学特任教授 夫馬 賢治氏
<モデレーター>
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / Sustainability Advisory リーダー 大塚 泰子
デロイト トーマツ ベンチャーサポート COO/Technology Fast 50日本代表/27pilots Japan Country Head, Lead Partner/Deloitte Private Asia Pacific, Emerging Growth Leader
木村 将之
Deloitte Privateとは
Deloitte Private Japanは、日本を支えるプライベートカンパニー(*1)や上場企業を含むオーナーの方々にフォーカスし、固有のニーズや企業ライフサイクルに応じたプライベートマーケット向けのサービスを、包括的に提供する統合プラットフォームです。50年に渡り日本を代表する企業や、その時代の最先端を行く企業を支援してきて蓄積された知見と実績、きめ細やかな国内拠点網、強固なグローバルネットワークで、他にはない高い次元でクライアントの成長を支援します。
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*1 プライベートカンパニー:ファミリービジネスを営む企業・オーナー、プライベートエクイティ・投資先企業、ベンチャー・成長企業
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