The Smart Factory ブックマークが追加されました
サービス
The Smart Factory
新しいものづくりへの挑戦
デロイトは「The Smart Factory」と称する工場スマート化を推進するためのイノベーションスペースを提供し、これからの日本の製造業の競争力・企業価値向上を支援します。
目次
- The Smart Factory
- スマートファクトリー化の現状と日本企業の課題
- The Smart Factoryを体験できるラボ
- デロイトがThe Smart Factoryに取り組む理由
- The Smart Factoryのエコシステム
デロイトが考えるThe Smart Factoryとは
The Smart Factoryとは、デロイトの提唱する工場及びサプライチェーンのスマート化を実現するためのコンセプトです。工場内の様々な機器、設備、システムをネットワークで繋げて連携させることで、工場が自らパフォーマンスを最適化し、生産プロセス 全体を動かすことができる工場への変革を指します。
デロイトではこのThe Smart Factoryへの進化を4つの段階でレベル分けしており、実現は段階ごとに着実に達成する必要があります。
〈Level 1〉まずは工場内の情報をデジタル化し、〈Level 2〉意思決定に必要なデータを結び付け現場を可視化、〈Level 3〉可視化された情報を分析し現場を改善し、〈Level 4〉最終的に現場改善で得た知見を元に予兆や予測された将来起こり得る問題を未然に防ぐことが可能となります。
また、ものづくり業務領域ごとに現状の成熟度を把握し、目指す姿と比較することで必要な改革の企画、実行計画の落とし込みを行うことがThe Smart Factoryの実現に向けて重要です。
スマートファクトリー化の現状と日本企業の課題
製造機能を中心にデジタル技術を活用し、工場をスマート化することで、ビジネスモデル変革や圧倒的なQCD改善を成し遂げているプレイヤーが世界各国に出現してきています。COVID-19の蔓延により、工場のスマート化投資を手控える日本企業が多い反面、海外勢はスマート化投資への再開が早かったという調査もあり、日本企業を取り巻く競争環境は一層の厳しさを増しているとも言えます。
日本では縦割り・個別最適化された組織や業務を現場の勘・コツ・経験が繋いでいる状況が現在でも続いている企業が多々見受けられます。労働人口が減少する中、こうした現場の知恵が継承されないリスク、QCDを維持向上させることに対するチャレンジが顕在化している状況ではないでしょうか。更にはカーボンニュートラルなど製造業各社が社会的に対応していくべき責務も新たに生じている状況でもあります。
多くの企業は属人化された業務の役割を機械とシステムの繋がりに任せ、人間はより付加価値の高い業務へと専念するという他、新たな社会的要請に対応しうる新しいものづくりの在り方を模索しています。しかし、技術の急速な進化やサプライチェーンの複雑さ、デジタル人材不足などにより、デジタル化の目的や効果を訴求しきれず、DX化が停滞している現状があります。
The Smart Factoryを体験できるラボ
デロイトではデジタルを活用した新たな工場の姿を示し、製造企業と共に新しい工場作りを支援するイノベーションスペースを設立しました。
このスペースでは来場者がデロイトや協力会社、教育機関と共にスマート化に活用できる様々なソリューションを見て、触れて、体験し、そのリアルなイメージを実現に変えるための現場から経営層まで交えたプラクティカルな議論、経験を得ることができます。
自社のDX化の目的と効果を明確化できず、工場スマート化の第一歩が踏み出せない企業から、スマート化に着手しているが取組みを加速したい企業まで、幅広く実機の体験とディスカッションの場を提供できるスペースとなっています。またこうしたディスカッションを通じて、現場と経営を繋ぎ、会社全体の取り組みアジェンダを形成していく一助となればと考えます。
デロイトがThe Smart Factoryに取り組む理由
今、多くの製造企業が求めているのは、工場のデジタルトランスフォーメーション全体を定義し、実現可能な計画へと落とし込み、推進するための支援と考えます。一方で、戦略・プログラムマネジメント、テクノロジー・システム、組織・人事、オペレーションなど広範囲な取り組みを行う必要があり、それゆえに実現への難しさがあるのが実態ではないでしょうか。The Smart Factoryラボでは、具体的な工場業務の将来像をイメージし、体験を得ることで、自社工場のありたい姿と実現へ向けた取り組み要素を幅広く、多角的に検討することが可能です。
The Smart Factoryのエコシステム
デロイトグローバルが有するThe Smart Factoryネットワークと4000人を超えるのコンサルタントやエンジニアに加え、各業界をリードする協力企業や教育機関が協力し、幅広い企業のスマート化を強力にサポートします。
デロイトが考えるThe Smart Factoryを日本で体験できるイノベーションスペース
日本ではデロイトが定義したThe Smart Factoryの成熟度(Level 1~Level 4)を体験できるイノベーションスペースを準備しています。
2021年9月にオープンしたThe Smart Factory @ Kyotoでは「Factory Connectivity ~現場と経営をつなぐ~」をテーマとしてLevel 1からLevel 3の工場スマート化に活用できるソリューションを取り揃えています。
更に、2022年夏にはLevel 3からLevel 4の成熟度に焦点を当てた「Digital Twin ~次世代ものづくりショーケース~」をコンセプトとしたThe Smart Factory @ Tokyoをオープンする予定です。
デロイトでは、複数のラボのソリューションを共通のユースケースに組み込み、様々なThe Smart Factoryの発展の姿や可能性を来場者の皆様にお見せすることを目指しています。
Deloitteがグローバルで展開するThe Smart Factoryネットワーク
Topics
芳賀 圭吾/Keigo Haga
デロイト トーマツ コンサルティング ディレクター
重工業、産業機械、建機/農機製造業を対象に、
事業戦略から、デジタルを活用したビジネスモデル策定、
オペレーション変革までを幅広く支援。
岡部 亮一 / Okabe Ryoichi
デロイト トーマツ コンサルティング ディレクター
医療機器や電機・ハイテク、自動車などにおける戦略策定から、
オペレーション改革・システム導入に従事。
近年ではスマートファクトリーなど製造のデジタル化推進に特化した
支援に注力。