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「これからの監査委員監査」セミナー開催報告

地方自治法改正対応とこれからの監査委員監査~令和2年度以降の課題対応と留意事項~  

有限責任監査法人トーマツは、地方自治法改正、内部統制制度導入を受け、「地方自治法改正対応とこれからの監査委員監査セミナー」を開催いたしました。各自治体が、監査を進めていくために、 対応すべき事項を解説し、先進自治体の取組を紹介いたしました。

監査委員及び監査委員事務局を取り巻く最近の制度改正

第1部においては、有限責任監査法人トーマツの公認会計士の山岡正人(大阪)、大道良幸(東京)より、監査委員及び監査委員事務局を取り巻く最近の制度改正の趣旨、総務省より公表された監査基準(案)の大きなポイントであるリスクアプローチ及びリスクアプローチによる監査(リスクを特定した監査、リスクに応じた監査)のポイント、内部統制評価報告書の審査に向けた準備の進め方について、お話ししました。 

 

大阪府における監査改革の成果と今後の課題

第2部においては、大阪府代表監査委員の大西寛文氏より、「大阪府における監査改革の成果と今後の課題」と題し、監査委員監査の深化のために外部専門家の活用事例等を含めた大阪府での取り組み状況、監査業務の課題と今後の検討事項、大阪府監査基準の改正に係る基本方針について、ご講演いただきました。

 

監査委員監査への公認会計士の活用

第3部においては、有限責任監査法人トーマツの公認会計士の寺川徹也(大阪)、菅貞秀太郎(東京)より、これまで監査委員監査・包括外部監査に関与した経験に基づき監査委員監査においてどのように公認会計士を活用できるのか、有限責任監査法人トーマツが開発したリスク検討の見える化手法であるRAMPAD(Risk Assessment Method utilizing Public Accounting Data)分析 について、お話ししました。

最後に

本セミナーには、多くの地方公共団体の監査委員、監査委員事務局長等にご参加頂き、講演中に数多くのメモをお取りになる姿が見受けられ、関心の高さを窺うことができました。
最後になりましたが、公務ご多忙の中、ご講演いただきました大西代表監査委員に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

 

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