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不正発生時のJ-SOX対応

不正発生時は原因を究明するとともにJ-SOX対応が必須である

内部統制報告書における開示すべき重要な不備の起因別分析では、不正起因による不備開示が増加傾向にあります。不正発生時には第三者委員会などの調査が注目を集めますが、J-SOXへの対応も忘れてはいけません。上場企業においては、不正の発生原因を究明するとともにJ-SOXへの対応が必須となります。

不正を起因とした「重要な不備」の開示が増えている

近年の不正の例では、特に親会社の目の届きにくい海外子会社の不正が目立ちます。グローバル化による地理や言語等の問題により、子会社に対する親会社のコントロールが不足し、全社的な内部統制の不備として開示されるケースがあります。

 

直近3年における不正を原因とした開示すべき重要な不備の開示件数:

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不正発生時は、即時にJ-SOXへの影響を検討しなければならない

不正発生時における初動として原因究明が必要であることは言うまでもありません。J-SOX対応においては、J-SOXの評価対象範囲内での不正発生の有無、J-SOX評価への影響の検討を即時に実施することが最重要となります。

 

不正発生時の不正調査とJ-SOX対応:

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① J-SOXへの影響範囲の検討
    ●不正発生拠点と不正発生プロセスを特定する。
    ●不正発生がJ-SOX評価対象範囲内か否かを特定する。

② 有効性評価への影響の検討
    ●不正がJ-SOX範囲内から発生した場合、量的重要性、質的重要性の両面からJ-SOXにおける有効性(不備)評価を実施する。

③ 内部統制の改善と再文書化
    ●不備発生プロセスに対して、内部統制を改善し、再文書化をおこなう。

④ 内部統制の再評価
    ●内部統制再構築結果について、整備状況と運用状況の面から再評価を実施する。

⑤ 監査人対応
    ●期末日において不備が改善されない場合、経営者自らの再評価結果について監査人と協議を実施し、内部統制報告書の評価結果への影響を決定する。

 

不正発生時の迅速なJ-SOX対応支援

有限責任監査法人トーマツのJ-SOX(内部統制報告制度)支援サービスは、J-SOX高度化のメソドロジーと過去の豊富な提供実績により、不正発生時の迅速な対応支援が可能です。

不正発生時のJ-SOX対応についてサポートが必要な方は、是非お問合せください。

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