最新動向/市場予測

テクノロジーの進化による新たな創薬パラダイム

生命科学からデジタルテクノロジーへのシフト

新シリーズ "Be ready for new paradigms" 第1回。目覚ましい進化を続けるテクノロジーが医療、ライフサイエンス業界にどのような変化をもたらすかを、特に創薬の観点から考察します。

テクノロジーの進化による新たな創薬パラダイム

製薬企業にとどまらず、アカデミアや当局など、創薬に携わる幅広い関係者より「サイエンスやテクノロジーの進化の果てに、くすり作りはどのように変わるのだろうか?」という問いかけをされることが増えている。「AIがあればもっと効率的に創薬研究も臨床試験も出来るようになり、良い薬が早く安くできるのではないか?」などもその一つである。

もちろん効率性が飛躍的に高まるのは間違いないだろう。しかし本当にそれだけだろうか?より抜本的な変革は起こらないのだろうか?

我々は、更なる変容が進み、臨床試験がほぼ無くなる世界、薬価が上市後の「提供価値」によって柔軟に変わる世界がやってくることを想定している。

本稿ではその根拠や前提と共に、創薬がどのような変化を遂げ、製薬企業にどのような対応が求められるのかを考察したい。

(PDF,532KB)
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