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サービス
カーボンニュートラル/サーキュラーエコノミー
石油業界や化学業界の対応
石油業界や化学業界におけるカーボンニュートラル対応の戦略検討/削減施策伴走/業務変革、Process産業サーキュラーエコノミーのホットトピック(低炭素材料、リサイクル等)の知見に基づく各種支援
気候変動、地球温暖化対策として、各業界でカーボンニュートラルへの対応に取り組まれています。カーボンニュートラルへの対応は、プロセス産業(石油業界・ガス業界、ケミカル業界、メタル業界)にとって、DX(デジタル・トランスフォーメーション)と並ぶ主要な経営アジェンダです。特に温室効果ガス排出量が多い当該セクターが、この問題に対してどう取り組むかは社会全体から注目を集めていますが、デロイト トーマツ コンサルティング プロセスセクターは、インダストリーに特化した専門家が、クライアント企業様の意思決定を専門家の視点で支援しています。石油・ガス業界では、低炭素燃料(SAF、水素・アンモニア、カーボンニュートラルLNG等)への転換、オフセット技術の活用(BECCS、DACCS、森林クレジット等)、製油所等の既存設備の更新や、自動車の電動化への対応、再エネ等のグリーン電力の拡大、蓄電池・VPP等の新しいエネルギー供給システムへの転換が求められています。また、化学産業においては、ケミカルリサイクルへの挑戦、バイオ素材等の低炭素素材の理利活用推進や代替原材料の開発などのニーズが高まりつつあります。また、鉄鋼業界においても、水素還元製鉄(ゼロカーボンスチール)等の新しい製造プロセスへの挑戦、電炉の拡充に加えて、水素やCCS等の新しいエネルギーインフラに対する鋼材・鋼管需要への対応等が検討されています。プロセス産業全体の業界構造が大きく刷新されるような、石油・ガス業界や化学業界の転換点に対して、デロイト トーマツ コンサルティングはEnd to Endで、戦略・計画策定から実行までを一貫してサービス提供しています。
ケイパビリティ
■ GHG削減計画策定・実行、LCA算定
Scope1-2を中心とした、既存事業のGHG排出量を見える化するとともに、削減計画策定に向けた包括的なアドバイザリーを実施します。クラウドベースのソリューションを活用した見える化に加えて、欧州先進企業の取り組み事例の調査、ネットゼロに向けたロードマップ作成やKPI指標の策定等を、日本の産業構造を理解した専門のインダストリーコンサルタントが支援します。その他にも、製品特性をアピールするためのLCA算定、長期ビジョン策定に向けた事業環境分析やポートフォリオ転換等、カーボンニュートラルを起点とした事業戦略の策定までを一貫して、Deloitteのグローバルネットワークも活用しつつ支援します。
■ 将来動向分析
石油・ガス業界や化学業界にとって重要なバイオ素材やマテリアル・ケミカルリサイクル等、新たな素材開発の可能性について、各種統計やコスト分析などを用いて定量化にまで踏み込んだ動向分析を支援します。特に将来性の見通しが難しい、不確実性の高い分野については、客観的なデータの分析や国内外の専門家ネットワークを活用した、最新動向の把握が可能です。
(関連ナレッジ)サーキュラー時代の新・自動車リサイクル
■ 事業性評価
既存事業の座礁資産化や、将来の不確実性が高い新規事業領域に対して、投資判断に向けた事業性の評価を支援します。外部環境の分析や専門家による事実関係の整理に留まらず、本領域に精通した専門家が、クライアント企業の意思決定をサポートするような助言を行います。
事例紹介
■ GHG削減計画策定・実行、LCA算定
- 素材・エネルギー企業のGHG削減計画策定支援
- エネルギー・化学企業のTCFDシナリオ分析
- 飲料水に関するLCA算定支援
- カーボンニュートラル化対応を踏まえた長期ビジョン策定支援
- カーボンニュートラル化対応(Scope3)の検討支援 等
■ 将来動向分析
- カーボンニュートラル化に向けたエネルギー事業の将来事業環境分析
- バイオマス由来素材の将来動向分析
- 銅スクラップの動向分析
- 水素・アンモニア需要予測
- 中期経営計画策定支援 等
■ 事業性評価
- バイオエタノールの事業性評価
- プラスチック事業投資評価 等
関連書籍
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気候変動をビジネスチャンスとして捉え、新規事業開発・事業発展を実現するための最新技術やビジネスモデルについて徹底考察。
グローバルスタンダードを踏まえ、日本企業が気候変動対応で世界をリードするための道筋を照らす1冊。