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販売不正防止・発見のリスク分析とモニタリング支援
分析ツールを活用し、不正のリスク分析とモニタリングを効率的に実施(4)
売上プロセスは受注、出荷、計上、請求、回収という会社における最も主要な業務プロセスになり、売上高は各種分析数値の中でも重要視される数値です。そのため、会社の業績を良く見せるために架空売上の計上や循環取引、売上計上時期操作などの販売不正は財務諸表を粉飾する手段として多く用いられています。販売不正は、取引証憑を揃えていたり統制上の不備を突いたりと巧みに行われていることが多く、効果的に発見するためには取引特性や統制状況を考慮した上で不正リスクシナリオを検討する必要があります。デロイト トーマツでは標準的な不正リスクシナリオを備えた分析ツールを活用し、効果的なデータ解析やモニタリングの導入に向けた支援を行います。
目次
- 販売不正が発生した場合、企業グループ全体に重大な影響を及ぼす可能性がある
- 販売不正の防止と発見には、不正リスクシナリオの検討とモニタリング体制の構築が必須である
- 標準的な不正リスクシナリオを備えた分析ツールの活用が有効である
- デロイト トーマツでは各分野の専門家が連携し、支援します
- お問合せフォーム
販売不正が発生した場合、企業グループ全体に重大な影響を及ぼす可能性がある
販売不正は取引証憑が整えられていたり統制上の不備を突いていたりと発見が難しいのですが、一方で販売不正が発覚した場合、企業グループ全体に重大な影響を及ぼす可能性があります。
販売不正は売上プロセスに関連することが多く、売上プロセスは会社における最も主要な業務であることから一般的にSOX(内部統制監査)の評価対象プロセスとなります。そのため販売不正が発生した場合は、発生した原因や他に同様の不正がないか否かの調査、再発防止策の策定、会計監査人との協議など多大な直接的なコストが追加でかかるとともに、またそれを公表することによるレピュテーションの毀損など間接的なマイナスの影響も計り知れません。
販売不正の防止と発見には、不正リスクシナリオの検討とモニタリング体制の構築が必須である
販売不正を効果的に発見するためには取引特性、業務プロセス、統制状況などを考慮した上で、不正が生じ得るリスクシナリオの検討が重要です。適切なリスクシナリオがあれば、不正のリスクが高い販売取引を効果的に抽出することが可能となります。
しかし、不正のリスクが高い販売取引が抽出されたとしても、適切なモニタリングが行われなければ販売不正の防止・発見の効果が十分に得られません。
販売不正の防止・発見をするには、モニタリング計画、モニタリングの実施、結果の評価、改善策策定・実行のサイクルが適切に循環するような実効性のあるモニタリング体制の構築が必須となります。
【販売不正にかかるリスク例】
【販売不正にかかるリスクシナリオ例】
標準的な不正リスクシナリオを備えた分析ツールの活用が有効である
デロイト トーマツではグローバルを含む豊富な実績や経験に基づいた、標準的な不正リスクシナリオを備えた販売分析アプリケーション(Risk Analytics Connect)を有しており、初期投資を抑えながら最新の不正リスクシナリオに対応した分析を提供することが可能です。
分析ツールを活用することで日々収集される膨大な販売データを網羅的に適時に分析することができ、リスクの高い取引、部署、担当者、取引先を効率的に可視化(リスクスコアリング)し、リスクの高いエリアに焦点を当て、効果的にモニタリングを実施することができます。
販売分析アプリによる分析のイメージ
デロイト トーマツでは各分野の専門家が連携し、支援します
デロイト トーマツでは、販売不正の手口に精通した内部統制構築の専門家(オペレーショナルリスク)とデータ分析の専門家が連携し、リスクシナリオの検証及び不正リスク評価を行い、効果的かつ効率的に販売不正を未然に防止するような体制構築を支援します。
また、上記の体制構築に加え、以下の実行支援も行います。
・不正防止のための教育研修の実施
・不正リスクに対する内部統制構築支援
・販売不正に対するモニタリング(内部監査)の実行支援 など
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