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ESGデータの収集・開示に係るサーベイ2024

2024年、最新の調査結果とデロイト トーマツの提言をPDFで公開中

世界的な非財務情報開示の標準化・義務化の潮流において、広く企業の対応状況と課題を把握するため、2021から2023年度のサーベイに引き続き、2024年8月、「ESGデータの収集・開示に係るサーベイ2024」を実施しました。

調査結果サマリー

1.非財務情報の開示を巡る外部動向のモニタリング・分析
  • 外部動向を受けて具体的な対応を実施中/実施済と回答した割合が高くなり、特に約8割がCSRDと自社現状のGAP分析を実施中/実施済と回答。これまでの規制動向の注視から具体的な対応にシフトしつつある
  • 非財務情報に対する第三者保証義務化は約8割が注視。規制遵守の水準を見極めることも念頭に、保証に対する注目度が上昇
2.連結範囲を対象とした非財務情報の収集・分析、内部統制の高度化
  • マニュアルによるESGデータ収集では、スプレッドシートの仕様/関数が複雑、データの精度が悪い、入力ミス等の課題が多く、経年で増加傾向
  • 約3割が保証会社を変更済/予定と回答。非財務情報の保証義務化や保証水準の厳格化に対応する企業が出てきていると推察
3.非財務情報の開示と自社の企業価値との関連性に関するモニタリング・分析
  • 半数以上がESGデータの開示と企業価値との関連性について投資家と対話を実施していると回答
  • ESGデータを経営管理に活用している回答者のうち、約9割がリスク・機会の識別等やサステナビリティ関連KPIの設定等により経営意思決定に活用していると回答
  • 経営の意思決定にインパクト評価を活用している企業はまだ少ない
ESGデータの収集・開示に係るサーベイ2024 [PDF, 1.89MB]

調査概要

  • 調査期間:2024年8月
  • 調査方法:Webサーベイ
  • 参加企業・回答者数:回答者数:91社108名

ESGデータドリブン経営について

デロイト トーマツ グループでは外部/内部のESG関連データを収集・分析し経営の意思決定に活用する「ESGデータドリブン経営」の実装が今後企業に不可欠になると考えています。ESGデータドリブン経営とは、企業活動の努力を企業価値向上に繋げる経営管理基盤として、意思決定に必要なインプットおよび企業活動の結果(アウトプット)を財務・非財務問わずタイムリーに収集・分析することを可能とするアナリティクス基盤を整備・実装・活用することです。このESGデータドリブン経営が、これからの不確実性が高まる時代を生き抜くサステナブルな経営スタイルとして必須になると位置付けています。

ESGデータドリブン経営
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