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繰越欠損金の控除上限の特例の申請受付開始、その適用対象は?~令和3年度税制改正最新情報~

Japan Tax Newsletter:2021年9月1日号

令和3年度税制改正では、産業競争力強化法の改正を前提とし、その認定を受けた事業適応計画に従って実施する生産性向上・需要開拓を目指す取組みに対する支援措置が創設されたが、その産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律が令和3年8月2日に施行された。

Executive Summary

  • 令和3年度税制改正のうち、産業競争力強化法の改正を前提とした措置について、令和3年8月2日の同法施行により事業適応計画の申請受付が開始された
  • 本ニュースレターでは、そのうち、繰越欠損金の控除上限の特例について、その税務上の取扱いを確認するとともに、同法の施行により明らかになった適用対象の詳細について確認する
  • 特例の内容は、産業競争力強化法の事業適応計画の認定を受け、成長発展事業適応を実施する法人については、特例対象欠損金額について、欠損等控除前所得の金額の最大100%を上限として損金算入できるものである
  • 成長発展事業適応として認定されるための要件については実施指針等が公表されている
  • 当該特例の適用を受けるためには、産業競争力強化法の改正法の施行日(令和3年8月2日)から同日以後1年を経過する日までの間に産業競争力強化法の事業適応計画の認定を受けることが要件となっているため、早期の検討が推奨される

 

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※本記事は、掲載日時点で有効な日本国あるいは当該国の税法令等に基づくものです。掲載日以降に法令等が変更される可能性がありますが、これに対応して本記事が更新されるものではない点につきご留意ください。

 

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