サービス

Product Engineering & Development(設計・開発)

製品開発・R&D・PLM変革

グローバル競争が激化する中、製品設計/開発・エンジニアリングチェーンの機能はますます重要になっています。一方、開発部門は多くの問題を抱えており、事業成長を牽引するうえで解決すべき課題が多岐に亘っています。デロイト トーマツ グループでは、製品開発を軸にしたバリューチェーン全体の最適化視点に立ち、クライアントの抱える課題に応じ、R&Dマネジメント高度化、製品情報管理基盤(PLM/BOM)、デジタルエンジニアリング、マスカスタマイゼーション改革等の変革を包括的にご支援します。

サービスメニュー

デロイト トーマツ グループではクライアントの抱える課題に応じて以下のような幅広いサービスを提供しています。

  • PLM/デジタルエンジニアリング(BOMチェーン構築、DFX/MBE/MBSE/Digital twin導入による効率化、他)
  • R&Dマネジメント高度化(開発プロジェクトポートフォリオ管理、リソースマネジメント最適化、他)
  • マスカスタマイゼーション変革(商品ラインナップ最適化、コンフィグレータ導入、製品モジュラー化、他)
  • 開発プロセス改革(エンジニアリングチェーンアセスメント、他)

 

PLM/デジタルエンジニアリング

サービス概要

PLM導入やデジタルエンジニアリングソリューションの活用を通じて、製品開発プロセスの効率化・最適化を支援します。PLMシステム導入の企画構想から定着化までの支援を中心に、CADや1D・3DCAE、DFX、MBD/MBSE、BIM、デジタルツインなど多様なデジタルエンジニアリングソリューションを活用して製品開発プロセス変革まで一貫したサービスを提供しています。

主なメリット

  • 製品データ管理の効率化:PLMシステムの導入により製品データを一元管理し、データの重複や誤りを減少させ、スムーズな情報の検索・共有、サプライチェーンへの連携を実現します
  • 設計の精度と品質向上:1D・3DCAEやMBD手法による事前検証や、DFXによる後工程を考慮した設計を行うことにより、狙った品質の製品をより効率的に開発できます
  • コラボレーションの強化:PLMやデジタルエンジニアリングを通じて、設計、製造、調達など異なる部門間でのリアルタイムな情報共有を可能にし、各部門が連携して迅速な意思決定を実現します

サービス実績・具体例

  • PLM成熟度モデルを用いた事業部/拠点ごとの現状レベル把握と到達目標レベルの認識合わせ、現状とのGAP認識
  • 過去のプロジェクト経験に基づく、プロジェクト構想~実現化までのロードマップ策定および各フェーズにおける体制構築
  • 企業/事業部固有業務と業界標準プロセスを踏まえた業務要件定義ならびにシステム要件への連携
  • 事業部横断での合意形成を図るためのプロジェクト企画と一定の時間を要する折衝活動の推進・実行
  • 製品ライフサイクル全体に亘る業務・システムに精通したメンバーによる現状調査分析と改革企画の策定
  • BOM・マスタの発生源となる開発プロセス・ゲート管理の見直し・標準化
  • マスタデータ管理(主管や連携方法など)の見直し・標準化・移行計画の策定など

R&Dマネジメント高度化

サービス概要

製品・技術戦略マネジメントから、開発ポートフォリオ管理、品質/コスト/リソース/タレントマネジメントまでR&Dの領域を包括的にサポートし、R&Dの効率と効果の最大化実現のための支援を行っています。

主なメリット

  • 戦略的な意思決定の強化:製品・技術ロードマップの構築や開発テーマの優先順位を明確に定義することで、市場と技術のトレンドに基づいた戦略的な製品開発を可能にし、リソースが最も必要とされるプロジェクトに集中的に配分することで、R&D投資の効率と効果を最大化します
  • プロジェクトの成功率と品質の向上:プロジェクトやコスト・品質のマネジメントの仕組みを構築し、厳密に管理することで、予算内でのプロジェクトの成功率を高め、市場での競争優位を確立します
  • タレント&リソースマネジメントの最適化:技術者のスキル管理・人材育成を強化することで、長期的に企業のイノベーション能力を強化すると共に、プロジェクトの需要リソースを考慮した最適配置を実現します

サービス実績・具体例

  • 開発マネジメントに精通したコンサルタントによる改革企画構想策定
  • 過去工数分析を踏まえた工数モデルの作成と開発リソース計画の作成
  • 事業計画と開発リソース計画のアライメントにおけるチェンジマネジメント
  • 技術者スキル体系と可視化環境の構築
  • 原価企画・原価管理プロセスの現状アセスメントと改革ロードマップの策定
  • グローバル原価企画管理DB導入の企画・構想・導入
  • POC(Proof of Concept)の実施を通じた、グローバル原価企画・管理の実現可能性検証

マスカスタマイゼーション変革

サービス概要

商品戦略の策定やモジュラーデザインの導入、コンフィグレータや生産変革によるCTOに向けたエンジニアリング&サプライチェーンの構築を通じて、顧客の個別ニーズに応えつつ効率的な製造プロセスを実現し、市場での差別化を図り顧客満足度を高めるための支援をするサービスを提供しています。

主なメリット

  • 多様な顧客ニーズへの対応:商品戦略策定やラインナップ企画により、顧客ニーズに合わせた製品オプションを設計し、多様な顧客ニーズに対応できる柔軟な製品ラインナップを実現します
  • 生産効率の向上:顧客要求仕様や製品仕様、機能・システムなど群設計に係る情報を論理的に整理・最適化し、モジュラーデザインを実現化することでカスタマイズの自由度を高め、生産効率を向上させます
  • 営業スタイルの変革:コンフィグレータの活用による提案・見積の効率化と併せて、営業組織の目標・意識改革を行い、利益を重視した営業スタイルへの変革を実現します

サービス実績・具体例

  • 市場調査とターゲットセグメント策定
  • 既存製品分析によるあるべき製品ラインアップ定義
  • モジュラーデザイン手法導入による設計仕様定義
  • シリーズ開発ロードマップとそれを実現する開発プロセス構築

開発プロセス改革

サービス概要

工数分析をはじめとした業務分析や、デロイト トーマツ グループ独自の設計開発業務アセスメントにより、製品開発業務の課題を特定し、開発リードタイム短縮・効率化に向けた改革構想の策定を支援するサービスを提供しています。

主なメリット

  • 開発リードタイム短縮・効率化:業務分析を軸に、手戻り削減の改善機械の特定や、目標とする開発リードタイム/工数の定義、他部門の業務との因果関係の解明を行い、開発リードタイムの短縮や効率化を実現します
  • エンジニアリングチェーンの最適化:エンジニアリングチェーンを俯瞰的に評価し、ボトルネックや非効率な部分を特定し、これに基づいた改善策の提案・実行によりエンジニアリングチェーン全体を最適化します
  • 業務品質・生産性の向上:部門間・グローバルにまたがる開発プロセスを抜本的に見直し、整流化・標準化することでプロジェクト間での一貫性と再現性を保ち、業務の品質を向上させ、組織全体の生産性向上を図ります

サービス実績・具体例

  • 品質不良の現状調査・要因分析と品質改革構想・ロードマップ策定
  • 施策の実行母体となるワーキンググループのプログラムマネジメントオフィス
  • 重点施策の実行支援(設計付帯業務見える化と改善策立案、ステージゲート管理プロセスの設計など)
  • 開発リードタイム分析、短縮すべきリードタイムの定義(やみくもにあらゆる工程を短縮する必要はない)
  • リードタイム短縮のキーとなる設計戦術の検討(流用設計、モジュール活用、部品標準化と推奨部品の活用促進等)に向けた技術オプションの棚卸し(見える化)・構造化、設計思想の変革方針の策定
  • 割り切った開発を実行するための設計・開発部門のチェンジマネジメント
  • 商品ロードマップ~構想設計の連動など、上流の商品化プロセス設計・見直し

プロフェッショナル

平田 真一郎/Shinichiro Hirata

平田 真一郎/Shinichiro Hirata

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員

製造業の製品開発・エンジニアリングチェーン領域の改革を専門に20年以上の経験を有する。PLM(Product Lifecycle Management)システムの企画・構想から導入・業務改革定着化までEnd to Endでのトランスフォーメーションの遂行に強みを持つ。量産系製造業だけでなく個別受注設計製造業にも豊富な経験を有し、製品のモジュラーデザインを軸としたバリューチェーン変革のサービスも多く... さらに見る