サービス

Corporate as a Service―コーポレート部門の課題を解決する、アウトソーシングを超えたサービス

コーポレート業務の課題特定から変革、運用までを一貫してサポート

コーポレート部門の多様な課題解決のため、デロイト トーマツ グループが有する会計やリスクマネジメントの専門性、デジタルアセットやオペレートセンターを活用し、課題収束、機能の安定化、業務の変革および運用(オペレーション)を一体でサポート。単なるBPO(Business Process Outsourcing)に留まらない包括的なサービスを提供します。

コーポレート部門が直面する課題

現在の経済社会において、コーポレート部門では、重要イベント発生時 (例:新会社設立・JV組成に伴う機能立上げ、PMI・組織再編に伴う機能再編、SSC・GBS・BPOへの機能移管、企業規模の急拡大や大量退職によるリソース不足、ERP導入・導入直後のオペレーション混乱)に下記の課題を抱えています。

*SSC:Shared Services Center
*GBS:Global Business Services
*BPO:Business Process Outsourcing

 

コーポレート部門が抱える課題
  • 専門人材の不足により、役割遂行、日常運用における機能の維持が困難になる
  • 業務量は増えるが、コストは現状維持または削減が求められる
  • 会計・経理・決算の専門性が不可欠であるため、既存のBPOベンダーのみでは解決不可能
  • ERPシステム導入で、人材と業務プロセスへの適応に多くの時間とコストが必要

「Corporate as a Service」サービス概要

「Corporate as a Service」は、コーポレート部門の課題解決のため、デロイト トーマツ グループが有する会計やリスクマネジメントの専門性、デジタルアセットの活用やオペレートセンター『Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI』でのオペレーションを投入し、課題収束、コーポレート機能の安定化、変革および運用(オペレーション)を一体でサポートするサービスです。企業の経理部門や情報システム部門など、特に専門性の高い業務が求められる部門を中心にサービスを提供しています。

CaaS (Corporate as a Service) の概要
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可視化・標準化から運用までの一貫支援を可能にするCorporate as a Serviceアプリケーション群

Corporate as a Serviceは、会計処理や資金管理、資産管理などの専門業務ごとに設計された専用アプリケーションによって推進されます。私たちはそれらを総称してUniversal Business Cloud(商願2023-108267で出願申請中)と呼びます。Universal Business Cloudは、以下の特徴を有しています。

  • 企業ステージに幅広く対応した業務システム
    例えば会計に関しては、基本的な支出入の管理から取引管理、財務諸表作成、さらには上場に必要となる内部統制に至るまで、専門業務にまつわる豊富な機能を搭載。企業規模やステージを問わず利用が可能
  • クラウドベースのシステム
    サーバーなどの機材調達、システム管理およびソフトウェアのインストールやバージョン管理などが不要になるため、スムーズに導入でき、運用や管理の負担を軽減可能
  • リアルタイムでの情報共有
    業務代行を担うオペレートセンターとクライアント企業の本社・各支店などで、リアルタイムに業務情報を共有しながら運用することができる
  • 国際対応
    さまざまな地域で利用できるように、複数言語、複数通貨、地域ごとの数値・金額・日時の表示、複数会計基準と外貨建会計に対応

Universal Business Cloudの特長
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Universal Business Cloudの中には、会計業務支援用の「Universal Business Cloud 会計」をはじめ、複数の専用アプリケーションが存在します。各アプリケーションは共通機能を有しており、相互に連携して一体となった業務サービスを提供します。また、他社システムを含めたデータ連携も可能です。

Universal Business Cloud の連携
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Universal Business Cloud会計の詳細はこちら:
Universal Business Cloud会計(経理クラウドサービス)

『Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI』

「Corporate as a Service」の運用を担う拠点として前橋市に『Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI』を開設しました。公認会計士、税理士、事業会社のシェアードサービス部門の運用マネージャー経験者など、デロイト トーマツ グループの多様な専門性を生かしながら、当センターからコーポレート部門のオペレート業務を提供することで、全国の日本企業のコーポレート業務の変革を支援していきます。また、これまで外部委託が出来なかった「判断や意思決定を伴う非定型業務の受託」や「非財務情報の開示」など、市場の要求に伴う新たな業務プロセスの実装も可能となります。

Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI 内装
Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI オフィスの様子

 

Corporate as a Service各責任者

Deloitte Tohmatsu Corporate as a Service Operate Center MAEBASHI 責任者

統括責任者 松本 淳(写真中央)
Operate Center MAEBASHI責任者 杉浦 英夫(写真左)
デジタルアセット開発責任者 藤原 修(写真右)

プロフェッショナル

松本 淳/Jun Matsumoto

松本 淳/Jun Matsumoto

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー パートナー

公認会計士 会計監査・IPO支援への関与を経て、大手投資銀行に出向。2016年まで会計系アドバイザリー業務の現地責任者として東南アジアに赴任。 会計系アドバイザリーの中で、特に経理・財務オペレーションのDigital化(Digital Controllership)や ERP導入時のユーザーサポートに強みをもつ。 ■主な著書 「実践CFO経営」共著、日本能率協会マネジメントセンター(2018年3月... さらに見る

杉浦 英夫/Hideo Sugiura

杉浦 英夫/Hideo Sugiura

デロイト トーマツ リスクアドバイザリー マネージングディレクター

外資系IT企業、コンサルティングファームを経て、先進的アウトソーシングサービス企業の日本法人社長として国内およびグローバル企業の業務改革、DXを支援、日本における事業拡大をリードした。デロイト トーマツでは、更なる変革に向けた新たなトランスフォーメーションサービスの立ち上げを推進している。製造、ハイテク、ライフサイエンス、保険、消費財・小売などの顧客に対し、国内外の業務改革を多数支援。 経済同友会... さらに見る

藤原 修/Osamu Fujiwara

藤原 修/Osamu Fujiwara

デロイト トーマツ プロダクト&テクノロジー株式会社 代表取締役社長

1989年に会計ソフト会社に入社後、財務会計をはじめ、給与計算、販売・仕入・在庫管理、顧客管理などの中小企業市場に向けた業務用パッケージを開発。 製品開発リーダーとして会計ソフトを日本を代表するソフトウェアプロダクトに育て上げた後、米系ビジネスソフトウェア会社からのMBOを経てマネジメントに参画。経営陣としてMBOに貢献するとともに、製品開発・品質保証の責任者としてその後の同社の発展に寄与した。 ... さらに見る