Posted: 07 Nov. 2021 3 min. read

なぜ今医師の働き方改革が必要なのか

【シリーズ】今さら聞けない医師の働き方改革 第1回(全3回)

いよいよ医師にも2024年4月から時間外労働の上限規制が適用されます。一部の医療機関において上限規制の遵守に向けた取り組みが見られるものの、まだ、制度を理解していないとの声も聞かれます。そこで、「今さら聞けない医師の働き方改革」と題して、医師の働き方改革の概要を解説し、併せて過去の関連記事のリンク先も提供していきます。ぜひ理解促進のためご覧ください。

1.医師の働き方改革とは何か?

働き方改革の基本的な考え方(働く人々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革)の下、長時間労働が常態化している医療業界においても、医師の負担を軽減すべく勤務環境を改善する取り組みです。

 

2.医師の働き方改革の必要性

昨今、働き方改革が進められる背景には、患者が今後増加する人口構造の変化、医師の長時間労働や過労死といった社会的な問題に加え、診察を支援できるテクノロジーの進歩等があります。

これまでの日本の医療は、医療の特性や診療業務の特殊性もあり、医師の長時間労働により支えられてきました。しかし今後、労働人口の減少に伴い医療機関の勤務環境が悪いと医療の担い手がいなくなる懸念や、医療ニーズの変化や医療の高度化に伴う医師の負担が、増加することが予想されます。したがって、医療機関において、医療の質と安全の確保と、医師本人のやりがいの向上や自己研鑽の時間の増加との両立を目指し、医師の勤務環境の早期改善が必要であり、医療を未来に繋げるために、医療業界において喫緊の課題となっています。
 

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執筆者

有限責任監査法人トーマツ シニアマネジャー 吉岡 拓也

有限責任監査法人トーマツ マネジャー 柳井 崇幸

 

ヘルスケア

ヘルスケア業界は疾病構造や受療行動の変化、新たな医療技術の開発などの環境変化を受けて、常に進化を続けています。医療機関や医療機関を取り巻く各種ベンダーをはじめ、ヘルスケア業界に身を置く事業者は、事業継続と将来の成長のために、環境変化に適応していかなければなりません。私たちデロイト トーマツ グループは、このヘルスケア業界が抱える難題に対し、あらゆる面でサポートします。