最新動向/市場予測

利上げ影響の顕在化が押し下げ要因に:2023年経済見通し/世界経済のもう一つの下押し要因:不確実性の増大

リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.85(2022年8月)

リスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。

リスクの概観(トレンド&トピックス)

利上げ影響の顕在化が押し下げ要因に:2023年経済見通し

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
勝藤 史郎 

来年2023年の主要国・地域の経済見通しは、総じて明るいとは言いにくい。米欧の金利引き上げ、欧州のエネルギー供給制約、インフレなどが本来の各国の成長力を抑制することになるとみる。当方の8月中旬時点のベースライン見通しは【図表1】の通りである。米国・欧州(ユーロ圏)で2022年比成長が減速する一方、中国と日本では加速する見通しの数字としているが、以下に述べるようにその背景は国・地域毎にまちまちである。

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マクロ経済の動向(トレンド&トピックス)

世界経済のもう一つの下押し要因:不確実性の増大

有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター
マネジャー
市川 雄介

当面の世界経済にとって、最大の課題は言うまでもなくインフレである。物価上昇が家計の実質所得や企業収益を圧迫することに加え、インフレ抑制のための各国中央銀行による金融引き締めが金利の上昇を招き、景気には一段の逆風が吹きつつある。高インフレは先進国・新興国を問わず政権批判も招きやすく、一部の国では抗議デモや暴動、政権の瓦解といった政治的リスクの顕在化にもつながっている。

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グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)では、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員である有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。

 

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